コンパイルとデバッグ
Live Writer用のプラグインのコンパイルとデバッグについては、いくつか知っておくべきコツがあります。なぜなら、これらのプラグインはDLLファイルなので、単独では実行できないからです。重要なコツは2つあり、ビルドされたDLLをLive Writerのプラグインディレクトリにコピーするときと、プラグインをデバッグする目的でLive Writerを起動するときに必要になります。
図1は、完成したプラグインをLive Writerのプラグインディレクトリにコピーするために必要なコマンドを示しています。
XCOPY /D /Y /R "$(TargetPath)" "C:\Program Files\Windows Live\Writer\Plugins\"
図2は、プラグインをデバッグするために必要な設定を示しています。プラグインをデバッグするには、Windows Live Writerを外部アプリケーションとして起動する必要があります。これが機能するのは、設定を図1のように変更してある場合だけです。このようにしないと、プラグインはプラグインディレクトリにコピーされないので、Writerによって認識されません。
Visual Studioでこの2つの設定を構成した後は、F5キーを押すとプロジェクトがビルドされ、プラグインがプラグインディレクトリにコピーされ、さらにデバッグモードでWindows Live Writerにロードされます。
このプラグインをデバッグモードで使用したときのテキストの状態の変化を図3、図4、および図5に示します。図3は、通常のフォントスタイルで入力されたテキストです。図4はテキストを選択した状態であり、プラグインはこのテキストを受け取って使用することができます。図5は、Writerの[Insert]セクションでプラグイン名をクリックした結果を示しています。