2026年8月27日(現地時間)、AMDはAI向けソフトウェアスタック「ROCm 10」を正式リリースし、AIネイティブな開発基盤「ROCm.AI」の一般提供を開始した。ROCm.AIは、AIワークロードの構築、実行、最適化を支援するプラットフォームであり、AMDハードウェア上でのAI開発を加速させることを目的としている。
ROCm.AIは、AMD Skills、ROCm CLI、ROCm Hyperloomの3つの主要機能を統合している。Hyperloomは、推論ワークロードの最適化を自律的に実行でき、コードとGPUカーネル全体のボトルネック特定や最適化案の提案、実行、効果検証までを自動で行う。これにより、ROCm 7比で推論において平均3.3倍、学習で2.4倍の性能向上が示されている(いずれもAMDの検証環境に基づく結果)。
AMD Skillsは、Claude Code、Cursor、Codexなど主要なAIコーディングエージェント内で利用できるAMD向けナレッジとして提供される。これにより、AMDに特化したワークフロー・診断・最適化知見を既存ツールで活用可能となった。各スキルは公開前に構造と動作テストを経ている。
ROCm CLIは、コマンドライン上でAIワークロードのセットアップや管理が可能なインターフェースとして、Windows・Linuxの両方で利用できる。システム情報やモデル配信、ランタイム管理、リソース監視などを単一のコマンドセットで実行できるため、手動・エージェント・CI環境問わず運用を簡略化できる。
ROCm 10全体としても、コアSDKのモジュール化、ライブラリ・コンパイラ・フレームワークの強化などが行われている。AI開発者にとって、ROCm.AIと合わせてより柔軟かつ高速なワークロード最適化が可能となった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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