keyword 2 データと情報
用語として意外に混在されて使われているのが、「データ」と「情報」ではないでしょうか。ここで明確にしておきましょう。
データベースに格納される客観的な値をデータと言います。また、そのデータに意味付けされたものが情報となります。つまり「情報=データ+意味」になります。逆に言うと、データ自身は意味を持たないということです。
例えば「20051126」という値があったとします。このとき「20051126」だけだと何を指すのか分かりませんが、社員管理の意味があるということが分かったときに、社員を識別するための「社員番号」や、もしかしたら「誕生日」を示すのかもしれません。受注管理の意味があるとしたら「受注金額」を示すかもしれません(図6)。

RDBMSの場合、こういった意味付けは表の列に名前を付けたり、列に格納するデータのタイプ(数字なのか文字なのかなど)を指定することによって行ないます。そしてメタデータによって管理されます。なお、列名やデータのタイプについては後で取り上げます。
keyword 3 表(テーブル)
RDBMSでは、データの管理単位として「表」が用いられます。表はデータベースに格納されるため「データベースオブジェクト」や、論理的な管理単位として「セグメント」と呼ばれることもあります。
表は2次元のスプレッドシート形式で、同じ種類の値(これを「列」と呼びます)を含む複数の単位(行:レコード)で構成されます。各列には列名やデータのタイプであるデータ型およびサイズが備えられています。列と行の交点を「フィールド」とも呼びます。
表はデータの入れ物の役目を持ち、表を作成した後に有効なデータ行を挿入できるようになります。そしてその後、表に対して問い合わせや削除、または更新といった作業が実行可能になります。また、表の列に対して制約やトリガーなどを定義できます(図7)。

表を図などで表現する際に、主キーの順番できれいに並べられて表現されることが多いですが、実際はきれいな順番では並んでいません。入力した行の順に並んでいくこととなります。また、値の修正や行の削除や追加などを行なうと、順番が入れ替わるケースも出てきます。
なお、基本的にデータベースの表における行や列の構成の順番は問われません。もし順番を意識したい場合には、アプリケーションの中(SQL文)でそれを明示的に指定できるからです。ただし性能のことを考えた場合、列の順番を意識する場合もありますし、行の順番を意識した索引を作成する場合もあります。
