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Windows PowerShell 活用編

Windows PowerShell 活用編(2)
ファイル操作 2

ファイルの読み込みと書き込み

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ダウンロード 都道府県.txt (378.0 B)

 Windows PowerShellは.NET Frameworkをベースとした非常に強力なシェルです。この連載では、PowerShellのコマンドレット使用例にとどまらず、.NET Frameworkを活用した実例やスクリプトの開発など、実践で役立つ使用方法を紹介していきます。今回は、Windows PowerShellでの様々なファイルの読み取りと書き込みの方法を中心に説明します。

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はじめに

 前回の記事では、ファイルのリスト表示を中心に説明を行いました。今回はWindows PowerShellにおけるファイルの読み込みと書き込みについて説明します。

 サンプルファイルとして「都道府県.txt」というファイルを使用します。このファイルは都道府県名が1行ごとに書かれているテキストファイルです。サンプルを試す上で必要となりますので、ダウンロードしてお使いください。

ファイルを読み書きするコマンドレット

 下記は、ファイルの読み書きに使用できるコマンドレットです。

ファイルの読み書き
コマンドレット エイリアス 説明
Add-Content ac 既存のファイルに指定した値を追記します。
Clear-Content clc 指定したファイルの内容を削除します。
Get-Content gc, cat, type 指定したファイルの内容を取得します。
Set-Content sc 指定したファイルに指定した内容を書き込みます。
New-Item ni ファイルを新規作成します。

ファイルの読み込み

ファイル読み込みの基本

 PowerShellでは、ファイルの読み込みに使用できるコマンドレットとしてGet-Contentがあります。

 Get-Contentコマンドレットを使用して、ファイルの読み込みを行う際の基本構文は

Get-Content -Path 読み込むファイルのパス

です。-Pathは省略することが可能です。

 Get-Contentコマンドレットを実行すると、PowerShellコンソール上に、ファイルの内容が表示されます。例えば、C:\Workフォルダにある都道府県.txtというファイルを読み込むには

PS> Get-Content C:\Work\都道府県.txt

 とします。

 1画面に表示しきれないようなサイズのファイルはMoreコマンドを使用することで、1ページずつ表示することができます。

PS> Get-Content C:\Work\都道府県.txt | More

ファイルの行数をカウントする

 Get-Contentコマンドレットが返すオブジェクトのLengthプロパティを使用すると、指定したファイルが何行であるかを取得することができます。

 下記は C:\Workフォルダにある都道府県.txtというファイルの行数を取得します。

PS> (Get-Content C:\Work\都道府県.txt).Length

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この記事の著者

HIRO(ヒロ)

HIRO's.NETのHIROです。とある半導体工場のSEです。VB.NET, C#, PowerShellによるプログラミングを楽しんでいます。最近はBlog でPowerShellについて書いています。2008/07/07にPowerShell from Japan!!というサイトを立ち上げまし...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/3395 2009/01/08 14:00

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