CVSサーバ「CVSNT」インストール
EclipseのCVSクライアント機能を試すために、今回は一例としてオープンソースのフリーソフトであるCVSサーバ「CVSNT」のWindowsサーバ版のダウンロード、インストール、最低限の設定方法を説明します。
ダウンロード
CVSNTはMarch Hareが配布しています。Webブラウザから「CVSプロフェッショナル サポートとCVSNT」にアクセスしてください。ページ右側のダウンロードの一覧から「Windows Server」を選択してください(サーバOS用のパッケージではなく、サーバ版CVSNTのWindows用という意味です。「Windows Client」はクライアント版CVSNTのWindow用です)。そして、適当なエクスポートサーバを選んで(例:USA)、GNU一般公衆利用許諾契約書を読み[同意してダウンロードする]をクリックします。「cvsnt-server-2.5.04.3236.msi」がダウンロードされるので、適当なフォルダに保存します。
インストール
ダウンロードが終わったら、MSIファイルを実行しインストールします。インストール画面で[Next>]をクリックすると、ライセンス同意(License Agreement)の画面が表示されます。[同意(I accept ...)]を選択して[Next>]をクリックします。
セットアップタイプの選択画面(Choose Setup Type)に進むので[Typical]をクリックします。
[Install]をクリックするとインストールが始まります。終了後[Finish]をクリックするとマシンの再起動を求められます。[Yes]を選んで再起動すると、インストール完了です。
インストール後の設定
再起動が完了したら設定を行います。スタートボタンから[プログラム]-[CVSNT]-[CVSNT Control Panel]を実行してCVSNTのコントロールパネルを開きます。開いたら[Repository configuration]タブをクリックします。
「サーバ名(Server Name)」が自動設定されるので確認して[Add]ボタンをクリックします。
リポジトリセッティング(Repository Settings)のウィンドウが表示されるので、ロケーションに適当なフォルダを指定し(今回は「C:\mycvs」とします)[OK]をクリックします。
新しいフォルダを指定した場合は作成確認のダイアログが表示されるので[はい(Y)]をクリックします。
設定画面に戻るので[OK]をクリックして終了します。最後に、ユーザを登録します。今回は、OSのログインユーザ名を「myuser」という名前でCVSNTサーバに登録することにします。
[スタートボタン]-[プログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を実行してコマンドプロンプトを開きます。以下のように、環境変数CVSROOT
にロケーションを設定するコマンドを実行後、ユーザ登録コマンドを実行し、パスワードを入力します。
C:\> set CVSROOT=C:\mycvs C:\> cvs passwd -a -r 【OSのログインユーザ名】 myuser Adding user myuser New Password: 【パスワードを入力】 Verify Password: 【パスワードを再入力】
以上で最低限の設定は完了です。