まとめ
多くのユーザーは(そしてクライアントも)ドロップダウンメニューが嫌いです。階層構造を意識するのはいやなのに、ドロップダウンメニューはそれを強要するからです。
技術的な観点から言えば、ドロップダウンメニューは、画面の解像度が今より低くインターネットをダイヤルアップで接続していた時代の遺物です。インクリメンタルナビゲーションの利点がまだ確信できない開発者は、5層の深さの階層構造に情報が分かれているWebサイトを想像してみてください。ドロップダウンメニューで十分ですか。そうではないでしょう。
Theseusフレームワークは、メニューコントロール1つと同じくらい簡単にWebサイトに利用できます。このフレームワークのユーザーインターフェースはカスタマイズしやすく、従来のドロップダウンメニューと比べると、ずっと最適化された標準準拠マークアップをレンダリングします。ミノタウロスの退治にもう糸玉はいらないのです。
ではまた。Happy Programming!
関連資料
- Incremental Navigation: Providing Simple and Generic Access to Heterogeneous Structures
- SiteMapクラス技術ドキュメント
- Using a Custom Base Class for your ASP.NET Pages' Code-Behind Classes
- Four Helpful Features to Add to Your Base Page Class
- ASP.NET 2.0 CSS Friendly Control Adapters 1.0
The Encephalitis Societyについて
この記事を書こうと思ったのは、2009年3月、BBCでレッドノーズデイ(赤鼻の日)に関する番組を見てのことです。英国では、レッドノーズデイは、慈善活動として何かおもしろいことを実行しようという日になっています。
私の最初の顧客は、The Encephalitis Society(脳炎協会)の会長Elaine Dowellでした。脳炎は、感染が原因で起こる脳の炎症です。脳に大きな疾患をもたらし、死に至ることもあります。多くの人はほぼ完治しますが、患者もその家族や看護者も、非常に長い間辛い体験をします。Elaineは、息子さんが脳炎にかかり、この珍しいながらも多くの患者が苦しんでいる病気について、何か自分にできることをしようと決心しました。それから10年たった今も活動を続けています。
Elaineの活動を最も的確に伝えるエピソードを紹介しましょう。ある日、私はWebサイトの変更に関する打ち合わせでThe Encephalitis Societyの事務所を訪ねました。Elaineと私が、このピクセルをこうしよう、その色をああしようと話し合っていると、新人地域担当者たちが地域コーディネーターに会いにやってきました。彼らが別室へ向かったのに1人の中年の女性が残り、「Elaine Dowellさんはいらっしゃいますか」と尋ねたのです。受付係の人がその新人担当者をElaineに紹介すると、彼女はElaineにこう言いました。「あなたは私たち家族のヒーローです。あなたがいなかったら、今の私たちはありません。」
できることなら、家族を救うヒーローを必要とする事態など起こらないことを祈ります。けれど、もしもこの記事が普段の仕事のお役に立ったなら、今度はぜひThe Encephalitis SocietyのWebサイトへ行って、[Make a Donation]ボタンをクリックしてください。とても温かい気持ちになり、鼻が赤くなるでしょう。寄付すればするほど赤くなります。信じられないなら、[Make a Donation]ボタンをクリックして確かめてみてください。手元に鏡を用意して。
