Mozillaプロジェクトは2日、オープンソースのWebブラウザ「Firefox 3.6.3」を公開した。
Firefox 3.6.3では、3月末に米国で開催されたハッキングコンテスト「Pwn2Own」チャレンジで報告された重大なセキュリティ脆弱性(「スコープの混同による解放済みオブジェクトの再使用」MFSA 2010-25、CVE-2010-1121)が修正されている。Mozillaでは、すべてのFirefox利用者にバージョン3.6.3への更新を推奨している。
なお、Firefoxがクラッシュする問題があった「Trendツールバー」に関しては、修正プログラムがトレンドマイクロ社から公開されている。また、3月31日には、旧バージョン3.0系列と3.5系列のセキュリティアップデートとしてFirefox 3.0.19および3.5.9が公開された。3.0系列のセキュリティ更新はこの3.0.19が最後となるため、Mozillaではバージョン3.0利用者の早急な3.6への移行を勧めている。
【関連リンク】
・Firefox 3.6 のセキュリティアップデート (3.6.3) を公開しました
・Firefox 3 と 3.5 のセキュリティアップデート (3.0.19/3.5.9) を公開しました
・Firefox 3 サポート終了のお知らせ
・TippingPoint | DVLabs | Pwn2Own 2010
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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