PHPでよりユーザフレンドリなURLを設計するために - Zend_Controllerの新しいルーティング機能 -
Zend Frameworkによる実践的なPHPアプリケーション開発 30
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ローカルホストでのサンプル
ここで、例を見てみます。ちょっと変則的ですが「http://127.0.0.(数字)/(文字列)」にアクセスが来たとき、数字と文字列を表示することにします。
ルーティングの処理はアクションより前に行わないといけないため「index.php」にルーティングに関する処理を追加することになります。
...
$application->bootstrap();
/* フロントコントーローラーとルータを取得 */
/* (1)フロントコントーローラー */
$front = Zend_Controller_Front::getInstance();
/* (2)ルーター */
$router = $front->getRouter();
/* ルーティング方式を追加する */
/* (3)ホスト名によるルート */
$route_hostname = new Zend_Controller_Router_Route_Hostname(
'127.0.0.:number',
array(
'controller' => 'index',
'action' => 'number'));
/* (4)標準的なルート */
$route_path = new Zend_Controller_Router_Route(
':message',
array());
/* (5)ルートの組み合わせ */
$route_chain = $route_hostname->chain($route_path);
/* (6)ルートの追加 */
$router->addRoute('number', $route_chain);
$application->run();
通常なら、ブートストラップが行われてすぐにアプリケーションが実行されてしまう所を変更しています。まず(1)フロントコントローラーを取得し、そこから(2)ルータを取得します。
次に追加するためのルートを作成しています。(3)ホスト名によるルートと(4)標準的なルートを作成し、(5)これらをつないでいます。このつないだルートを(6)ルータに追加しています。
(3)のルートは「127.0.0.(文字列)」という形のホスト名にマッチします。この(文字列)の部分は「number」というパラメータとして渡されます。また、このルートにマッチした場合には「index」アクションコントローラーの「number」アクションに処理がディスパッチされます。
(4)のルートは「(文字列)」という形のパスにマッチします。この文字列は「message」というパラメータとして渡されます。
(5)で、この2つを組み合わせているので、最終的には「http://127.0.0.(number)/(message)」というURLにマッチするルートができます。
あとは、渡されたパラメータを解釈する「number」アクションと、それを表示するビュースクリプトを準備するだけです。
public function numberAction()
{
$request = $this->getRequest();
$number = $request->getParam('number');
$message = $request->getParam('message');
$this->view->assign('number', $number);
$this->view->assign('message', $message);
}
リスト4ではアクション内で、リクエストを解釈して、パラメータをそのままビュースクリプトに渡しています。
<head> <title>Route_Host & Route_Chain example</title> </head> <p>あなたが選んだ数は <?php echo $this->number ?> です!</p> <p><?php echo $this->message ?></p> <body> </body>
リスト5ではこの渡されたパラメータをそのまま表示しています。
これを実行すると、次のようになります。
多くのシステムで127.0.0.?はローカルホストにつながることを利用して、このサンプルではホスト名に「127.0.0.?」を利用しています。
これは、サンプルをローカルホストで動かすために選んだホスト名なので、少し「わざとらしい」例になっています。
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- この記事の著者
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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WINGSプロジェクト 風田 伸之(カゼタ ノブユキ)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook
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