7)MS Tech Talk: "Practical size limit for an Azure Drive"
- 質問:
Azure Driveで実務上アップロードできるVHDのサイズはどれくらいですか?[上級][ストレージ]
- 回答:
理論上は1TBですが、VHDのアップロードには時間がかかるため制限があります。
- 解説:
この投稿では16GBのVHDをアップロードするために12~16時間かかったそうです。
ですので、中断対策のためツールを使ってアップロードできるサイズを増やしているようです。Azure Driveの実体はPage Blobなので、途中で中断しても再開できます。その機能を使用したツールを自前で作成しているそうですが、残念ながら公開されていないようです。おそらくこの投稿はVMロールをターゲットにしていると思われますが、VMロールが使用されるに従って、ノウハウが紹介されていきこの問題も解決されていくのではと期待しています。筆者でも今後もチェックしたいと思っております。
8)How to Share Dev Fabric URL with other machine which are in same Lan
- 質問:
Development Fabricでのデバッグ時に他のPCからアクセスを受け付けられるようにするにはどうすればよいですか?[中級][管理]
- 回答:
ツールを使って対応してください。
- 解説:
Development Fabricでのデバッグ時に他のPCから画面を操作できれば開発効率が上がりますが、残念ながら現在は標準機能で対応することはできません。そのため、これまでSSHでトンネリングをしてアクセスするなどの対応が行われてきました。
しかし、rinetdというリダイレクトのためのツールを使用することでより容易に可能になりました。Emmanuel Hunaさんのブログの引用となりますが、以下に紹介します。
注2003年頃からアップデートされていないrinetdというツールを使用していて、rinetdはWindows 95/98/NT 向けとなっていましたが、Windows 7でも問題なく動作しました。ただし、動作が保証されていませんので、自己責任でお使いください。
- ツールをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルから「rinetd.exe」を「C:\winutil\rinetd」にコピーします。
- 「C:\winutil\rinetd」に「rinetd.conf」を作成します。
- 以下の入力規則に従って「rinetd.conf」を設定します。
「バインドするIPアドレス ポート番号 実際の接続するIPアドレス ポート番号」
192.168.0.1 8080 127.0.0.1 8080
デバッグマシンのIPアドレスを192.168.0.1と仮定します。サービスのポートを8080に仮定します。
- コマンドプロンプトを起動してカレントフォルダを「C:\winutil\rinetd」に変更して、rintedを起動します。
:: カレントフォルダを移動します。 cd C:\winutil\rinetd :: rinetdを起動します。 rinetd -c rinetd.conf
- Development Fabricでデバッグを行い、他のPCから実際にアクセスして、動作していることを確認します。
また、このツールのバッチファイルを作成したり、Windowsサービスに組み込んだりすることで、より容易に対応することができます。Emmanuel Hunaさんも提案していますので、興味がある方はブログを参照してください。