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Silverlight 4で作る新しいRIAアプリケーション

MVVMによるSilverlightアプリケーションの開発(その1)

Silverlight4で作る新しいRIAアプリケーション(6)


ダウンロード sample.zip (178.1 KB)

ビュー ~ユーザーインターフェース~

 ビューはその名の通り、ユーザーインターフェースそのものです。Silverlightでは、XAMLで表現されたページのUIを指します。リスト1にビュー側のXAMLコードを示します。

リスト1 ビューのXAMLコード(MainPage.xaml)
<UserControl x:Class="MVVMSample.MainPage"
  xmlns="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation"
  xmlns:x="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml"
  xmlns:d="http://schemas.microsoft.com/expression/blend/2008"
  xmlns:mc="http://schemas.openxmlformats.org/markup-compatibility/2006"
  xmlns:sdk="http://schemas.microsoft.com/winfx/2006/xaml/presentation/sdk"
  xmlns:vm="clr-namespace:MVVMSample"
  mc:Ignorable="d"
  d:DesignHeight="300" d:DesignWidth="400">
  <!-- 1.ビューモデルのインスタンス化 -->
  <UserControl.Resources>
    <vm:MainPageViewModel x:Key="vm" />
  </UserControl.Resources>

  <StackPanel x:Name="LayoutRoot" DataContext="{StaticResource vm}">
    <StackPanel Orientation="Horizontal">
      <TextBlock Text="検索する書籍Idを入力してください。" />
      <!-- 2.データバインディング -->
      <TextBox Text="{Binding SearchId, Mode=TwoWay}" Width="60"/>
      <!-- 3.コマンドバインディング -->
      <Button Content="検索" Command="{Binding 検索Command}" CommandParameter="{Binding}" />
    </StackPanel>
    <Grid>
      <!-- Gridの行と列の定義は省略 -->

      <TextBlock Text="タイトル" Grid.Column="0" Grid.Row="0" />
      <TextBox Grid.Column="1" Grid.Row="0" Text="{Binding タイトル, Mode=TwoWay}"/>
      <TextBlock Text="登録日" Grid.Column="0" Grid.Row="1" />
      <sdk:DatePicker Grid.Column="1" Grid.Row="1" SelectedDate="{Binding 登録日, Mode=TwoWay}"/>
      <TextBlock Text="ISBN" Grid.Column="0" Grid.Row="2" />
      <TextBox Grid.Column="1" Grid.Row="2" Text="{Binding ISBN, Mode=TwoWay}" />
    </Grid>
    <StackPanel Orientation="Horizontal">
      <Button Content="更新" Command="{Binding 更新Command}" CommandParameter="{Binding}"/>
      <Button Content="削除" Command="{Binding 削除Command}" CommandParameter="{Binding}"/>
      <Button Content="キャンセル"  Command="{Binding キャンセルCommand}" CommandParameter="{Binding}"/>
    </StackPanel>
  </StackPanel>
</UserControl>

 ビューでは、次に紹介するビューモデルを自身のDataContextプロパティにバインドすることで、ビューモデルのデータを自身のページに表示し、ビューで発生したボタンクリックなどのイベントをビューモデル側で処理しています。

 ビュー側で注意すべき箇所は下記の3点です。

  1. ビューモデルのインスタンス化
  2. データバインディング
  3. コマンドバインディング

1. ビューモデルのインスタンス化

 リスト1内のコメント1では、後述するビューモデル(ここではMainPageViewModel)のインスタンスを作成し、StaticResourceとして登録しています。ここで登録したStaticResourceはLayoutRootのDataContextにバインドされることで、ビューとビューモデルがバインドされています。

2. データバインディング

 検索のためのSearchIdやタイトル、ISBN、登録日といった画面のプロパティは、ビュー側の値の変更をビューモデル側に通知し、ビューモデル側の変更もビュー側に通知してもらう必要があります。そのため、バインディングモードをTwoWayにして{Binding}構文を利用してバインディングしています(SilverlightではOneWayがデフォルト値になっているので、{Binding タイトル}と書いただけではCLRプロパティ側にUIでの変更が通知されません。双方向で値を同期したい場合は、バインディングモードをTwoWayにするのを忘れないようにしましょう)。

3. コマンドバインディング

 検索や更新、削除、キャンセルといったボタンでは、CommandプロパティとCommandParameterプロパティを、ビューモデルに定義したコマンドとコマンドバインディングしています。コマンドバインディングを利用することで、ビューモデル側に定義した任意のコマンドをXAML側から直接実行できるようになります。

次のページ
ビューモデル ~ビューとモデルの橋渡し役~

修正履歴

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト かるあ (杉山 洋一)(カルア(スギヤマ ヨウイチ))

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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