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Windows Azure新機能チュートリアル

Windows Azureの運用/デバッグを効率化する リモートデスクトップ

Windows Azure新機能チュートリアル(1)

リモートデスクトップ接続手順

 ここから、実際にWindows Azureへリモートデスクトップするための手順について説明します。接続までの手順は以下の通りです。

  1. Visual StudioでWindows Azureプロジェクトを作成
  2. プロジェクト発行時に、リモートデクストップ接続の構成および証明書の作成
  3. 2.で作成した証明書をWindows Azureに配置
  4. Windows Azureプロジェクトを配置
  5. 管理ポータルからリモートデスクトップ接続先のインスタンスを指定して接続

 リモートデスクトップ接続用の証明書は、パスワードを暗号化して配置するために必要です。配置済のロールインスタンスへリモートデスクトップ接続するだけの場合、証明書は必要ありません。また、証明書をコマンドラインで作成する方法もありますが、今回はVisual Studioを利用して作成します。

Windows Azureプロジェクトの作成

 Visual Studioを起動し、[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]を選択します。Windows Azureプロジェクトを選択し[OK]ボタンをクリックします。新しいWindows Azureプロジェクト作成画面が表示されるため、ASP.NET Webロールとワーカーロールを選択し[OK]ボタンをクリックします(図3)。

図3 新しいプロジェクトの作成
図3 新しいプロジェクトの作成

 次に、各ロールのインスタンスを変更します。

 今回のサンプルでは、各インタンスにリモートデスクトップ接続するため、ロールのインスタンス数を2にしてみます。これは、Windows Azureが異なるインスタンスを複数起動し、それぞれに接続できることを確認して頂きたいからです。最小の構成は、WebまたはWorkerロール1つに、インスタンス1つでもリモートデスクトップ接続の構成は可能です。

 また、このような負荷の少ない検証目的には、Extra Smallインスタンス(極小)(注2)が適しています(図4)。

図4 インスタンス数の設定
図4 インスタンス数の設定
注2

 Extra Small(XS)インスタンスはパブリックベータ提供中です。Windows Azure Platform導入特別プランには、XSインスタンス 750時間分の無料利用分が含まれますが、他サブスクリプションでは無料利用時間に含まれず、別途課金が発生するため注意が必要です。

リモートデスクトップ接続の構成設定と証明書の作成

 本手順では、リモートデスクトップ接続するためにだけに配置するため、ソース修正は行わず、初期状態のままプロジェクトの発行を行います。

 ソリューションエクスプローラーからプロジェクトを選択し、コンテキストメニューから[発行]を選択します。プロジェクト配置ダイアログが表示されるので、[リモートデスクトップ接続の構成]をクリックします。(図5)

図5 プロジェクトの配置
図5 プロジェクトの配置

 リモートデスクトップ構成ダイアログが表示されるため、図6に従って設定を行います。

図6 リモートデスクトップの構成
図6 リモートデスクトップの構成

 証明書の表示名を入力し、[OK]をクリックすると、内部的に証明書が作成されます(図7)。

図7 証明書の作成
図7 証明書の作成

 引き続きリモートデスクトップ接続で使用するユーザー名とパスワードを設定します。アカウントの有効期限は、デフォルトで1か月となっています(図10)。

 一旦ここで、リモートデスクトップの構成を保留し、証明書をエクスポートおよびWindows Azure上への配置を行います。[表示]ボタンをクリックし、証明書のプロパティダイアログを表示します。

図8 リモートデスクトップの構成
図8 リモートデスクトップの構成

 証明書のプロパティダイアログが表示されるため、[詳細]タブを選択し、[ファイルにコピー]ボタンをクリックします(図11)。

図9 証明書のエクスポート
図9 証明書のエクスポート

 証明書のエクスポートウィザードが起動します。[次へ]ボタンをクリックし、次の画面で、[はい、秘密キーをエクスポートします]チェックボックスを選択します(図10)。

図10 証明書エクスポートウィザードその1
図10 証明書エクスポートウィザードその1

 エクスポートするファイル形式は既定でPFX形式となるため、変更は必要ありません。次の画面で証明書を保護するためにパスワードを入力します(図11)。

図11 証明書のエクスポートウィザードその2
図11 証明書のエクスポートウィザードその2

 エクスポートするファイル名を指定し任意の場所に保存します(図12)。

図12 証明書のエクスポートウィザードその3
図12 証明書のエクスポートウィザードその3

 これで証明書の作成は完了ですが、リモートデスクトップ接続するためには、この証明書をWindows Azure上に配置する必要があります。引き続き管理ポータルから今回作成した証明書を配置します。

次のページ
証明書の配置

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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