コベリティは11日、ソフトウェア品質に関する調査結果をまとめた「ソフトウェアインテグリティリスクレポート」を公開した。
同社がフォレスター・リサーチ社に委託したもので、北アメリカおよびヨーロッパに在住するソフトウェア開発者336人に対するアンケート結果をまとめた内容。ソフトウェア品質、セキュリティ、安全性を管理する上での現在の慣習、市場トレンドなどを調べた。
調査結果によると、「ほとんどの企業は2つ以上のサードパーティ製のソースコードを利用しており、それらのソースコードは内製のソースコードと同程度ほど厳密には扱われていない」「4割以上の回答者が、サードパーティ製ソースコードが製品出荷遅延、リコール、セキュリティ脆弱性、開発時間増、報酬への影響を与えていると考えて、よりソースコードの可視化を求める要因になっている」と説明。
同社ではこれを受けて、「今日の開発チームは危機的状況にあると言ってもよく、開発者は100%開発したソフトウェア品質に責任がありますが、サードパーティ製ソースコードの品質はコントロールできません。このことは、(サードパーティ製ソースコードを利用する)開発企業がサプライチェーン全体をコントロール、統治できる方法を探す需要の増大へとつながっています」と指摘している。
詳細なレポートはコベリティのWebサイトからダウンロードできる。
【関連リンク】
・~ソフトウェア品質に関するリスクレポート~
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