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Adobe MAX 2011 ~ 注目のセッション最新情報&発表内容を勝手に予想!

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勝手に予想「Adobe MAX 2011でコレが発表される!?」

 Adobe MAX 2011直前ということで、基調講演やセッションでお披露目されるかもしれない新技術や話題を、ユーザーの皆さまに予想してもらいました。ここでは、その一部を紹介します。

Flash編

 まずは、ClockMakerの池田さんから。Flashユーザとして知られる池田さんですが、HTML5を使う機会が増えてきたからか、こんな予想をしています。

 最近はHTML5の話題が盛んですが、次期Flash ProでHTML5の書き出しができるようになるのではと期待しています。


 その理由ですが、既にAdobeは「Wallaby」というflaファイルをHTML5に変換するツールをAdobe Labsで公開しています。これって次期Flash Proで搭載されるんじゃないかと見ていますが、皆さんいかがでしょう?もしかしたらiOSからのアクセスだと自動的にHTML5に切り替わったりとか!

 最後の、iOSからのアクセスだけHTML5にフォールバックするアイデアは、実現されたら嬉しいですね。

Flex編

 次は、taiga.jpのtaigaこと廣畑さんです。Flash Builer関連でいくつか希望があるようで、普段からFlash Builderを使い込んでいる廣畑さんらしい予想になっています。

 今年のAdobe MAXで発表されるかもしれないFlex関係のニュースを予想して、実現してくれたら嬉しいなと思える妄想を書き連ねます。それは…


  • ADTサポート強化

     主にNative Extension作成補助機能…マニアックなAIRアプリ書き出しも簡単!嬉しい。


  • Pixel Benderカーネル、アセンブラエディタ機能

     PB2D、3D問わず、コードヒントが出てきて、簡単にコーディングできたら嬉しい。


  • リバースデバッグ機能

     デバッグ時にブレークポイントから1ステップずつ戻れるようになったら嬉しい。


  • FXGエディタ

     デザインビューがオーサリングツールに負けないくらいに超絶パワーアップ!シェイプを編集すると同時に、対応したFXGが裏で書き出されていると嬉しい。


 どれか1機能だけでも良いので実現してくれたら幸せになれるな…といった妄想でした。

 ずいぶん開発環境としては充実してきた感のあるFlash Builderですが、まだまだ改良の余地はあるようです。

 また、Flexに関しては、AKABANAの有川さんの予想もいただきました。

 最近、業務でモバイル開発が多くなってきたのですが、デザインからマルチスクリーン向けのスキン作成とコーディングが増えてきました。開発者としては、デザインからスキン開発をしてコーディングできるようにFlash BuilderとFlash Catalystを統合してほしいですね。Sparkにコンポーネントが新規追加されることを期待します。デスクトップ用もモバイル用も。


 あとは、Unity 3D用のエクステンションがFlash Pro用に出てくれるとうれしいんですが。

 有川さんは、アプリからゲームまで、デスクトップからモバイルまでと、幅広くFlash技術を活用されているようです。

HTML5編

 最後に、HTML5関連として、H2O Space.の谷口さんに予想をお願いしています。Dreamweaverで開発作業を行う谷口さんは、やはり今後のDreamweaverのロードマップが気になるようです。

 DW CS5.5でjQuery MobileのサポートとPhoneGapのサポートなど、スマートフォンへの取り組み姿勢を示したDWは、今後もその方向を強化していくことになるでしょう。特に、今後のWebサイト制作においては8月に日本でも発売された、Windows Phoneへの取り組みが課題の1つです。


 PC向けには、ブラウザとの連携機能や「Adobe BrowserLab」などでブラウザ検証をサポートしているDWが、スマートフォンのそれらに対してどのようなアプローチをしてくれるのかが注目です。あっと驚くようなアプローチがあるかもしれませんね。


 さて、少し話を変えて先日衝撃的に発表された「Muse」というプロダクト。「HTMLを使わないWebオーサリングツール」とも言うべきこのソフトは、Web制作の未来を垣間見るおもしろいプロダクトだと思いました。Museは、今後の開発次第で「お遊び程度のWebサイト制作に使う程度の存在」にも「プロがWeb制作に利用できる、Web制作のプロセスを変える革新ソフト」にもなり得ると考えています。Adobeがこのプロダクトをどのように位置づけ、今後どのような開発を行っていくのか、そんなロードマップが少しでも見えると面白そうです。

 開発者の谷口さんから見ても、コードを書かずにサイト開発を行うMuseは気になる存在のようです。MAXでの発表が楽しみですね。

 以上、Adobe MAX 2011の注目技術の紹介と発表内容の勝手な予想記事、いかがだったでしょうか? Web技術に関わる者としては、興味深いセッションが目白押しのAdobe MAX 2011。今年は日本でお留守番の方でも、ADC Community Loungeの現地レポートがありますので、まもなく開催されるエキサイティングな4日間をワクワクしながら待つこととしましょう!

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この記事の著者

上条 晃宏(カミジョウ アキヒロ)

アドビにてFlashプラットフォーム上のユーザー体験やアーキテクチャデザインのコンサルティングを担当、数多くのFlash/Flexプロジェクトに携わる。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://codezine.jp/article/detail/6181 2011/09/26 14:00

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