RadPHP XE2上でアプリを作成する
では、実際にiOS向けアプリを作成してみましょう。
モバイルアプリケーションの新規作成
RadPHP XE2を起動します。IDEのメニューより[ファイル]-[新規作成]-[その他]を選択し、「新規追加」ダイアログを表示します。
このダイアログ上で左のツリーより「RadPHPプロジェクト」を選択し、右側の一覧から「Mobile Application」を選択して[OK]ボタンをクリックします。すると、次のようなモバイル開発用の設計画面が表示されます。
RadPHPでは、赤い印をつけた部分にあるツールパレット上のコンポーネントと呼ばれる部品を、このフォーム上に配置し、緑の印をつけた部分にあるオブジェクトインスペクタで、コンポーネントの設定を行うだけで簡単に画面を設計することができます。
また紫の印をつけた部分は構造ペインと呼ばれ、フォーム上に配置されたコンポーネントが追加されていきます。
この端末の設計画面はいくつかパターンが用意されていますので、リストの中から適切なものを選択し設計を行ってください。ここでは、デフォルトの画面のまま進みます。
コンポーネントを配置する
まず、何もない状態で、画面左にあるオブジェクトインスペクタから、Encodingプロパティを探します。右側の値列をクリックして、その値を「Unicode(UTF-8)]-[utf-8」に設定します。
EncodingプロパティをUTF-8にすることで、日本語を含むマルチバイト文字を文字化けせず扱うことができます。
次に、コンポーネントを配置します。ツールパレットの「Mobile」カテゴリを開きます。この中からMSliderコンポーネントを選択し、マウスをフォーム上に移動してクリックします。これで、コンポーネントはフォームに配置されました。
同様に、MobileThemeコンポーネントと、MEditコンポーネントを3つと、MButtonコンポーネントも配置します。さらに、Standardカテゴリから、Labelコンポーネント3つを MEditコンポーネントの左側にそれぞれ配置します。
一連の操作を行うと、次のようにコンポーネントが配置されます。位置を調整するときには、ナビゲート情報(図の青い線や緑の線)を使って、コンポーネント同士の位置合わせも簡単に行えます。
実際にコンポーネントを配置するときには、次の画面を参考にするとよいでしょう。