二日目: 6/9(土)
PyCon Taiwan一日目
PyCon Taiwan一日目です。
PyCon Taiwanの会場である中央研究院は、台湾における最高の学術研究機関です。中央研究院の敷地はとても広く、タクシーで会場まで移動したのですが、どの建物で開催されるのかを確認していなかったため、危うく迷うところでした。
会場である人文所國際會議廳(International Conference Hall)にたどり着き、セッションスピーカーとして受付を済ませました。
PyCon Taiwanの会場は、会議場さながらの大変広い会場で、全席電源完備かつ無線LANも飛んでいるなど、カンファレンス参加者としてはとても快適な会場でした。
セッション内容
基調講演はTravis Oliphant氏による「Large-scale array-oriented computing with Python」です。Travis Oliphant氏はNumPyやSciPyの開発者として知られており、NumPyやSciPyの高速化の仕組みの説明や、NumPyのコードをLLVMでコンパイルしてさらに高速に実行するnumbaといった技術を紹介していました。
この日のセッション内容としては、基調講演のNumPy、SciPyをはじめ、イベントシミュレーションのためのモジュールであるSimPy、GIS(地理情報システム)、NLTKによる自然言語処理、Matplotlibによるグラフの描画処理など、学術的な内容のセッションが多かったように思います。中央研究院という研究機関での開催ということも関係あるのかもしれません。
午前・午後ともにセッションの合間には軽食のための休憩時間が30分設けられ、食事をしながら来場者同士での交流が行われていました。PyCon JPでもティータイムとして休憩時間を挟むなどしていましたが、立食ではなく学食を使って席がある状態での休憩時間でしたので、特定の人と交流することはできますが、さまざまな人との交流という意味では立食形式というのもよいのかもしれません。
プログラムスケジュールを見ていただくと分かるのですが、セッションとセッションの合間に休憩を挟まず、3セッション連続で講演するといったようなスケジュールとなっていました。
これは
- 1つのセッションの時間が30分と短い
- トラック数が1つしかなく、部屋を移動することがない
といった理由で可能となっていると思います。
3連続セッションの後にティータイムとして30分の休憩を設けているので、各セッション間に10分休憩を挟むのとでトータルの時間は変わりませんが、30分というまとまった時間が休憩時間として存在するというのは、参加者同士が交流する時間を作るという意味では大きいと思います。このような詰め詰めのスケジュールは、複数トラックが並列して開催され、移動時間が発生するPyCon JPでは若干厳しそうです。
セッション内容に関しては、一日目と二日目の基調講演は海外ゲストということで英語での講演でした。それ以外のセッションに関しては基本的に現地語で発表が行われていたため、我々PyCon JPのメンバーでは若干ついていけない場面もありました。とはいえ、講演内容はともかくスライドに関しては技術用語はそのまま英語ですし、漢字からニュアンスをなんとなく読み取ることで雰囲気はつかめたと思います。
セッションを聞く傍ら、skypeで日本のメンバーと「このスライドはこんな意味なんじゃない?」とか「前端と後端はフロントエンドとバックエンドって意味じゃないの?」などと推測しあっていたというのも理解の一助になりました。
この日は、最後にLT(Lighting-Talks)のセッションがありました。セッション内容はスライドを見て理解するだけの時間があったのですが、LTはさすがにそんな余裕もなく内容を受け取れなかったように思います。
