三日目: 6/10(日)
PyCon Taiwan座長へのインタビュー
PyCon Taiwanの二日目です。
朝食は中央研究院内にあるカフェテラスでとりました。この日は朝食の後にPyCon Taiwanの座長であるYung-Yu Chen氏に時間をつくってもらい、インタビューを行いました。
インタビューではPyCon Taiwanや台湾におけるPythonコミュニティについての話を聞くことができました。筆者が印象に残っているのは以下のような内容です。
- PyCon Taiwanはコミュニティのためのコミュニティを目指している
- 中央研究院は台湾のオープンソース関係のカンファレンスを開く際によく使われる
- 台湾にもローカルなPythonのコミュニティは存在するが、ツールやライブラリに特化したようなコミュニティはない(日本の例: sphinx-users.jp)
- PyJUGにあたるような国を代表するようなコミュニティもない
- 台湾の人達は英語が話せるので積極的に開発元のMLなどで開発者とコミュニケーションをとるが、その分ローカルなコミュニティが活発ではない。良いことではあるが、悪いところでもある。
PyConの開催動機としては日本も台湾も基本的に同じようなスタンスのようです。しかし、コミュニティに関しては国が違えば事情も違うようです。日本では英語が堪能な人が少ないために、日本語に特化したローカルなコミュニティが活発です。しかし、その分メインストリームへのコントリビュートがあまりないという状態ではあるため、良いことと悪いことはトレードオフなのだなと感じます。
最後に日台PyConの座長同士で握手を交わし、PyCon Taiwan二日目の会場に向かいました。
PyCon Taiwan二日目
PyCon Taiwanでは、一日目と二日目両方で基調講演を行っていました。二日目の講演者は、Web Application FrameworkのDjangoやそのプラグインであるPinaxの開発者であるJames Tauber氏です。もともと二日目の講演者はJames Tauber氏ではなかったのですが、開催の二週間前に予定されていた講演者が病気になってしまったということで、急遽二日目の講演者として決定したようです。
講演のタイトルは「Python and the Web」です。内容としてはCGIから始まるWeb開発の歴史を俯瞰するようなもので、最後のほうではPylamid/Pylons, Flask, Djangoなどの各種フレームワークの紹介といったような感じでした。広く浅くさまざまな技術について触れる内容でしたので、基調講演らしい講演だったのではないでしょうか。
二日目のセッション内容としてはPythonでWebアプリの挙動を記述するPyjamas(Pyjs)やAzureの上でPythonを動かすといったようなWebやその周辺の内容が多く、一日目ほど固い内容ではなかったため、分かりやすかったです。
PyCon JPの宣伝セッション
二日目の昼前、今回のツアーの目的である「PyCon JPの宣伝」のセッションがありました。筆者はその発表者としてPyCon Taiwanに参加していますので、壇上に立ち、発表しました。
発表内容としては
- PyCon JP 2011の振り返り
- PyCon JP 2012の紹介
- 会場である産業技術大学院大学とその周辺の紹介
- お礼
といったようなものです。
英語での発表はもちろん初めてで、このセッションの前までずっと脳内でシミュレーションをするなどしていました。その甲斐あってか(?)発表中に狙ったところで笑いを取れたなど、なかなかうまく行ったように思います。
これを機にPyCon JPに台湾からの参加者が増えると良いなと思っています。
スライドはこちらにあります。また、講演の様子はYouTubeにあげられているようです。
帰路
宣伝セッションの後は一日目同様にVIP Roomで昼食をとりました。朝食後には午後のセッションがあったのですが、帰りの飛行機の時間の関係で午後のセッションには参加できませんでした。来年また参加するのであればもう少し余裕を持って参加したいと思います。
