すべてのクライアントとデバイスへのストリーミング
2012年ロンドンオリンピックに対して、Smooth Streamingをベースとした共通のストリーミングプレイバックモデルを有効利用しました。ブラウザは、SilverlightやFlashクライアントにSmooth Streamingを届け、デバイスは、iOS、Android、Windows Phone 7へSmooth Streamingを届けました。業界標準のH.264やAACコーデックに対する共通サポートを利用することで、一度コンテンツをエンコードすれば、すべてのデバイスやプラットフォームに同じストリームを配信できました。deltatreは、iPhoneおよびiPadデバイスに対してはWindows Azure Media Servicesが提供しているiOS Smooth Streaming SDKを、Androidに対してはNexstreamingが開発したSmooth Streaming SDK for Androidを活用していました。
オリンピックでメディアサービスがもたらした重要な革新とは、ネイティブのSmooth StreamingプレイバックをベースとしたFlashの開発でした。
gskinner.comのFlash開発のエキスパートと密に、Windows Azure Media Servicesチームは、Smooth StreamingをFlashに届けるため、ネイティブのActionScript SDKを開発しました。これにより、ブロードキャスターは、Silverlight、Flash、iOS、Windows Phone、Androidなど、共通のSmooth Steamingクライアントプラットフォームも利用できるようになりました。
以下は、さまざまなデバイスによるライブストリーム体験の写真です。
Windows Azure Media Servicesの利点
オリンピック中、ブロードキャスターは、17日間継続して1日15時間、平均30個のライブストリームをブロードキャストする容量が必要でした。ライブストリームに加え、ビデオオンデマンド(VOD)コンテンツが作成され20か国以上へ24時間提供されました。最終的には、何百時間も実行されたことになります。
Window Azure Media Servicesがなければ、ブロードキャスターは以下のことが必要になります。
- 必要なネットワーク機器やストレージ用ハードウェアの購入またはリース
- 1.のデプロイメント
- ワークフロー要求に見合うように接続
- デプロイメント管理およびそれをフォールトトレランス対応のため複数のデータセンターで実行
- 365日24時間体制の電力、空調、モニターおよびサポートスタッフにかかる費用負担
ここに、Windows Azure Media Servicesが輝く力と柔軟性があります。数行のコードで、ブロードキャスターは、クラウドを精いっぱい有効利用し、ライブまたオンデマンドチャンネルへの対応および構成が行えました。すべての必要なサービス、ネットワークのルーティング、ストレージは、数分でWindows Azure内に展開および構成され、広大な聴衆に向けてコンテンツを受信・配信する準備が完了しました。
オリンピックでのサイズが複雑で、イベントのオンライン配信は、一瞬のネットワーク問題、ハードウェアの故障、人的ミスまでもが、ブロードキャストを駄目にしかねません。Windows Azure Media Servicesでは、自動化された弾力性と冗長性が提供されます。これは通常のオンプレミスな実装や一般のクラウドサービスでは非常に費用がかさみます。特に、Windows Azure Media Servicesは、冗長化、オリジン、ストレージ、エッジキャッシングサービス、そして、複数のデータセンターすべてでこれを実行する機能を提供することで、問題があっても自動で自己解決できる高可用なソリューションを提供します。
