ビデオのストリーミングの自動化
Windows Azure Media Services(およびWindows Azure全般)の主要原理は、すべてが全自動であることです。以下は、何百人ものユーザーへHDビデオのライブストリームが使用できるチャンネルをWindows Azure Media Servicesを使用して作成する方法を示した擬似コードです。
//サービスに接続
var WAMSLiveService = new WAMSLiveService(serviceUri);
// 名前など作成したいチャンネルの詳細をここで提供
var channelSpec = new ChannelSpecification()
{
Name = "Swimming Channel";
Eventname = "100 Meter Final";
}
// 保存する
WAMSLiveService.AddtoChannelSpecifiations(channelSpec);
WAMSLiveService.SaveChanges();
// フル機能で、パフォーマンスのよい、HDアダプティブ・ビットレートライブチャンネルを持つために必要なAzureのインフラストラクチャをすべて作成
WAMSLive.Service.Execute(new Uri("AllocateChannel?channelID =55"));
2012年ロンドンオリンピックの間、ブロードキャスターは、上記のようなコードを書くことで、数十個のライブHDストリームを素早く自動生成させることができ、手動のセットアップやステップは不要でした。
ライブ自動化システムならどれでもそうですが、開始と終了が非常に頻繁に起こるオリンピックのようなスケールだと特に、運用が1つであれば、リアルタイムなモニターが非常に重要になります。このような目的のため、SouthworksはWindows Azure Media Servicesが提供している同じRESTチャンネルAPIを利用してWebベースのダッシュボードを構築しました。これにより、エンコーダ、チャンネルのヘルスチェックや、Akamaiへのストリームのアウトバウンドフローがレポートされます。ブロードキャスターは、それを使用してソリューションの状態や質がモニターできました。
ライブおよびオンデマンドビデオ
Windows Azure Media Servicesの主な利点は、ビデオをライブブロードキャスト(DVRをフル機能で)の最中や終了後にすぐ再生できることです。例えば、ユーザーがライブイベントを途中で見始めた場合イベントの開始まで巻き戻しして見たり、イベントの盛り上がり場面を見るためにハイライトマーカーまでスキップしたりできます。
Windows Azure Media Servicesは、フルライブからVODへ資産移行もできます。リアルタイムのイベントが終了すると、フルビデオオンデマンドのアーカイブがオリジンサーバーに作成されます。この移行時にコンテンツのダウンタイムはなく、ライブストリームを見逃したユーザーはライブイベントが終了すればすぐに見ることができます。
リアルタイムのハイライト編集
ブロードキャスターは、何千時間ものライブビデオストリーミングからリアルタイムのハイライトビデオを簡単にカットして作成できるソリューションが必要です。Windows Azure Media Servicesは、Microsoft Media Platform Video Editor(ライブまたVODコンテンツを扱うブラウザベースのビデオエディタ)と深く統合されています。これにより、ビデオをローカルにダウンロードして保存することなく、イベントの数分間で簡単にハイライトを作成でき、CDNエッジですでにキャッシュされたライブからハイライトビデオをストリームできます。USBジョグホイールのサポート、オーディオラバーバンディング、パニング、トラック ロック、複数のオーディオトラックサポートなど、ブロードキャスターから要求のあった新機能は追加されました。
ハイライトの作成以外に、Video Editorでは、Windows Azure Media Servicesと統合することで、モバイルクライアントやYou Tubeのようなサードパーティの供給サイトに、ハイライトのクリップをトランスコードできます。例えば、CTVはコンテンツの配信範囲を拡大する方法としてYouTube(カナダ)を有効利用し、ハイライトは4Mbps VBR H.264へトランスコードされ、Windows Azure Media ServicesからYou Tubeへ直接アップロードして公開されました。
1日に平均数千のトランスコードジョブが、Windows Azure Media Servicesのエンコーディングワークフローにプッシュされました。この機能により、大きなバッチ処理に対する運用サポートを気にすることなく、出版社は彼らの出版ワークフローの作成および編集ができたのです。Windows Azure Media Servicesは、スケーラブルなメカニズムを提供することで、スパイクやボリュームの大きいトランスコードの優先順位付けを処理しました。
まとめ
Windows Azure Media Servicesでは、ブロードキャスターは、大幅に高い品質で強靭なオンラインストリーミング体験を提供できます。Windows Azure Media Servicesは、インジェスチョン、ストレージ、トランスコード、オリジン、モニター、配信など、柔軟性のある機能一式を提供しているため、それらの組み合わせにより、ライブやオンデマンドビデオストリーミングに対するスケーラブル性の高いワークフローが作成できます。これらのクラウドベースのサービスは、広範囲なデバイスを取り扱う手段として、より高い弾力性を提供する一方で複雑性を削減しています。
Windows Azure Media Servicesは現在プレビューにあります。使用方法の詳細は、ここから確認できます。VODのワークフローメディア機能は、プレビューにサインアップすればだれでも利用可能です。オリンピックで使用されたライブワークフロー機能は現在プライベートプレビューにあります。プライベートプレビューに興味ある人はmediaservices@microsoft.comにメールしてください。将来的には誰もが使用できるようにライブ機能を公開する予定です。
オリンピックへの道は、ハードワークと、やる気と、勝利への気力で満ち溢れています。Windows AzureおよびWindows Azure Media Services製品チーム、Developer & Platform Evangelismグループ、外部の開発パートナー、特に今回のゲームを成功に導くために貢献してくれたブロードキャスターの方々に、お礼を申し上げます。このイベントは今後数年にわたり提供できる驚くべき体験がいくつも取り込まれた素晴らしいショーケースです。
Hope this helps,
Scott
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