東アジア地域でのMobile Services機能
今回のリリースで、アジアの顧客に対する遅延を軽減させるため、Windows Azureの東アジア地域にMobile Servicesが展開できる機能も追加しました。
遅延を最小限にするためには、常に、Mobile ServicesとWindows Azure SQLデータベースは同じデータセンターに展開しておいてください。
素晴らしいiOS開発者向けコンテンツ
11月初旬に、iOSに対してWindows Azure Mobile Servicesサポートを開始しました。iOS開発者でありNetNewsWireのクリエイタであるBrent Simmons氏を招待して、Mobile Servicesを試して頂きました。
まだMobile Servicesを試していなければ、Brent氏の素晴らしいMobile ServicesでiOSアプリを構築するビデオシリーズを見てみてください。
フィードバックを歓迎
今回のMobile Servicesの更新は、皆様のフィードバックによる直接的な結果です。ユーザの声ページから、次に欲しいものを教えてください。
また作成されたご自慢のアプリをメールで送ってください。何か問題があった場合は、フォーラムからご質問頂けます。
SQL Reporting Services管理
現在Windows Azure管理ポータルで、SQL Reporting Servicesを作成し管理できます(以前は新しいHTMLポータルでサポートされていませんでした)。
SQL Reporting Servicesでは、事前作成されたレポートのアップロード、管理しているレポートのメトリクスの確認、レポートおよびデータソースやフォルダにアクセスするユーザ権限の管理などが行えます。使用するには、まずは[NEW]-[SQL REPORTING]-[QUICK CREATE]を選択して、SQL Reporting Servicesを作成してください。
作成が完了すると、QUICK STARTタブから、MSDN上のツールや投稿記事へのリンクなど、開始するのに役立つ情報が確認できます。
SQL Reporting ServicesのDASHBOARDビューでは、処理されたレポートの平均数および最大数が確認できます。USERSおよびITEMSタブからは、ユーザの追加および権限の管理ができます。
Active Directoryの統合
今回のリリースで、エンタープライズレベルのID管理が、Windows Azureで行えるようになりました。
組織としてWindows Azureにサインアップした会社は(新しいWindows Azure Active Directoryを作成した場合、またはOffice 365のIDでWindows Azureにサインアップした場合)、Windows Azureの管理ポータルにいくつか新機能が追加されます。
- Windows Azure Active Directoryでユーザアカウントの新規作成および管理機能
- Windows Azure ADのグローバルアドミニストレータであるユーザに対して、電話ベースの二要素認証機能
- オンプレミスのActive Directoryからのユーザ同期機能
- Active Directory Federation Servicesを使用してAzure(およびその他Office 365などのMicrosoftサービス)でシングルサインオン機能
Windows Azure管理ポータルのActive Directoryタブから、アカウントが管理しているすべてのディレクトリを確認したり、ユーザ、ドメイン、ディレクトリの統合設定を新規作成および管理できるようになりました。
Active Directoryサポートについての詳細は、Alex Simons氏の投稿したAzureブログをご確認ください。
このADサポートは今後さらに改善されていく予定です。