クラウドサービス、Webサイト、Mobile Services、仮想マシンの可用性モニター
今回のリリースで、Webアプリの可用性をモニターできる新機能のプレビューを追加しました。Webの可用性モニターにより、世界各地にあるWebアプリのリスポンスタイムおよび可用性が確認できます。この機能は、Webサイト、リザーブモードのMobile Services、本番環境のクラウドサービス、仮想マシンに対して利用可能です。
Windows AzureのWebエンドポイントモニターサポートを試したり、異なる場所からテストするHTTP/HTTPSのエンドポイントを有効にすることができます。例えば、Webサイトのモニターを行うには、リザーブモードへWebサイトをスケール変更した後に、サイトの構成ページに移ります。構成ページでは、monitoringセクションに行ってください。
monitoringセクションでは、モニターしたいURLを複数追加できます。分かりやすい名前を各URLに追加して、モニターしたい場所を選択します。今回のプレビューでは、3つ以内の場所からWeb URLをモニターできます。
構成を保存すると、WebサイトのURLは、5分ごとに各構成された場所からテストされます。
テスト結果は、WebサイトのDASHBOARD上、またはMONITORタブから確認できます。
可用性は、HTTPのリスポンスコードやリスポンスタイムでモニターできます。リスポンスタイムが30秒以上になったときはまたHTTPステータスコードが400以上の場合に、Webサイトはダウンしているとみなされます。
仮想マシン、Mobile Services、クラウドサービス(本番スロットで)に対しても同じ機能が利用できます。
Service Busの改善
今回のリリースで、Service Busに対してもいくつかの新機能を追加しました。まずは、新しいQueues およびTopics に対するCONFIGURATIONタブで、各エンティティのランタイムプロパティが編集できます。また、送信・受信のステータスレベルでもQueues およびTopicsの有効・無効の設定が可能です。
オペレーションやエラーの回数に加え、Queues、Topics、Subscriptionsに対して、さらにダッシュボードメトリクスの追加も行っています。
またQUICK STARTページを大幅に改善するとともに、Service Bus Queues、Topics、Relaysなどを使用したアプリ構築のためのサンプルソリューションをダウンロードできるようにしました。
ストレージの改善
Windows Azure管理ポータルから、直接BLOBストレージファイル(アカウントのプライベートBLOBであっても)をダウンロードできるようになりました。ストレージアカウントの管理ページから、CONTAINERSタブを開くと、コンテナを一覧できます。
コンテナ名をクリックすると、BLOBの一覧が表示されます。BLOBを選択して、コマンドバー上でDOWNLOAD BLOBコマンドをクリックすると、ブラウザから直接ダウンロードできます。
このボタンをクリックすると、共有アクセスシグネチャを使用してテンポラリのURLが生成され、新しいタブでブラウザダウンロードが開始されます。
また、EDIT BLOBコマンドにより、ポータル内でBLOBのメタデータやプロパティを編集する機能も追加されています。
このダイアログから、関連のBLOBプロパティやユーザ定義のメタデータがすべて確認できます。
Content Typeや、メタデータにあるキーと値のセットなどのプロパティも編集できます。