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徹底解説JsRender/JsViews

JavaScriptテンプレートエンジンJsRenderのテンプレートの合成

徹底解説JsRender/JsViews 第3回

外部テンプレート名をデータモデルで指定する

 外部テンプレートをデータモデルのプロパティとして指定することも可能です。こうすると、データモデルに応じて使用するテンプレートの切り替えができます。

 外部テンプレート名にデータモデルのプロパティを指定するには、{{include tmpl=パス/}}と記述します。tmplの値に、ダブルクォーテーションが付いていないことに注意してください。

[リスト3]データモデルを参照した外部テンプレートの参照(JsRender3_sample3.html)
<!-- テンプレートの定義 -->
<script id="itemTemplate" type="text/x-jsrender">
  <b>名前:{{>name}}</b><br/>
  <br/>
  住所:<br/>

  {{!-- 1. 外部テンプレートを参照 --}}
  {{include tmpl=addressTemplate/}}
</script>

<!-- 2. 参照先のテンプレートの定義1 -->
<script id="jpnAddressTemplate" type="text/x-jsrender">
  〒{{>zip}}<br/>
  {{>province}}{{>county}}{{>city}}{{>street}}<br/>
</script>

<!-- 3. 参照先のテンプレートの定義2 -->
<script id="usAddressTemplate" type="text/x-jsrender">
  {{>street}}<br/>
  {{>city}}, {{>province}}  {{>zip}}<br/>
</script>
[リスト4]外部テンプレート名を含んだデータモデル(JsRender3_sample3.html)
  var items = [{
      name: "富士箱根伊豆国立公園 箱根ビジターセンター",
      zip: "250-0522",
      province: "神奈川県",
      county: "足柄下郡",
      city: "箱根町",
      street: "元箱根164",
      // 4. データモデルのプロパティとして使用するテンプレートを指定
      addressTemplate: "#jpnAddressTemplate"
  },{
      name: "ヨセミテ国立公園 バレービジターセンター",
      zip: "95389",
      province: "CA",
      city: "Yosemite National Park",
      street: "Yosemite Village Loop",
      // 5. データモデルのプロパティとして使用するテンプレートを指定
      addressTemplate: "#usAddressTemplate"
  }];
  1. {{include}}を使って外部テンプレートを参照します。tmpl=の後にダブルクォーテーションを付けずにテンプレート名を指定していることに注意してください。
  2. 参照先のテンプレートを定義します。
  3. 別の参照先のテンプレートを定義します。
  4. データモデルのプロパティとして、使用する外部テンプレートの名前を指定します。
  5. 同様に、別のテンプレートを指定します。
図3:データモデルで指定した外部テンプレートの合成
図3:データモデルで指定した外部テンプレートの合成

コンテンツを参照する外部テンプレート

 テンプレートを定義していると、何度も同じパターンが現れる場合があります。

[リスト5]同じパターンを含むテンプレート(JsRender3_sample4.html)
<script id="itemTemplate" type="text/x-jsrender">
  <table>
    <tr>
      <td>名前</td>

      {{!-- 1. 名前を表示するtd要素 --}}
      <td>
        <span class="image1"><img src="images/icon.png"/></span>
        <span class="text1">{{>name}}</span>
      </td>

    </tr>
    <tr>
      <td>郵便番号</td>

      {{!-- 2. 郵便番号を表示するtd要素 --}}
      <td>
          <span class="image1"><img src="images/icon.png"/></span>
          <span class="text1">{{>zip}}</span>
      </td>

    </tr>
  </table>
</script>

 コンテンツを参照する外部テンプレートを使うと、このようなテンプレートを簡潔に定義できます。

 上の例で、1. 名前を表示するtd要素と、2. 郵便番号を表示するtd要素の違いは{{>name}}と{{>zip}}だけで他は同じです。この同じ部分を外部テンプレートとして定義します。外部テンプレート中には、{{>name}}と{{>zip}}の代わりに、{{include tmpl=#content/}}と記述します。こうすることで、参照元で定義されたコンテンツ({{>name}}と{{>zip}})の参照が可能です。

 #contentにダブルクォーテーションがついていないことに注意してください。ダブルクォーテーションを付けて"#content"と記述すると、contentというid属性を持つ要素を外部テンプレートとして使用することを意味します。

[リスト6]コンテンツを参照する外部テンプレート(JsRender3_sample5.html)
<script id="dataCellTemplate" type="text/x-jsrender">
  <td>
    <span class="image1"><img src="images/icon.png"/></span>
    <span class="text1">

      {{!-- コンテンツを参照 --}}
      {{include tmpl=#content/}}

    </span>
  </td>
</script>

 次に、定義した外部テンプレートを参照します。{{include tmpl="テンプレート名"}}と{{/include}}の2つに分けて記述し、その間に、外部テンプレートから参照するコンテンツを記述します。

[リスト7]コンテンツを参照する外部テンプレートの参照(JsRender3_sample5.html)
<script id="itemTemplate" type="text/x-jsrender">
  <table>
    <tr>
      <td>名前</td>

      {{!-- 1. 外部テンプレートを参照し、名前を表示 --}}
      {{include tmpl="#dataCellTemplate"}}
        {{>name}}
      {{/include}}

    </tr>
    <tr>
      <td>郵便番号</td>

      {{!-- 2. 外部テンプレートを参照し、郵便番号を表示 --}}
      {{include tmpl="#dataCellTemplate"}}
        {{>name}}
      {{/include}}

    </tr>
  </table>
</script>
図4:コンテンツを参照する外部テンプレートの合成
図4:コンテンツを参照する外部テンプレートの合成

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まとめ

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト やましぎ(ヤマシギ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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