Amazon Web Servicesのロードバランサで負荷分散するWebサーバを構築しよう
今さら聞けない! Amazon Web Servicesによるクラウド超入門 第3回
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ELBの状況を確認
それでは、作成したELBの状況を確認してみましょう。ELBからEC2のインスタンスにアクセスできる状態の時は、[Instance]タブの[Status]が[InService]になっています。これは、ELBがヘルスチェックを行って、EC2インスタンスが正しく応答を返した状態であることを表しています。逆に、EC2インスタンスが正しい応答を返さなかったときは、[Status]が[OutOfService]になります。
次の例を見てください。
ここからは、2つのノードがそれぞれ次の状態であることがわかります
- http-node1:インスタンスが応答を返した
- http-node2:インスタンスが応答を返さなかった
なお、インスタンスがELBから利用できるまでに、しばらく時間がかかる場合があります。
2台ともEC2のインスタンスが[InService]状態になったら、ELBにアクセスします。ELBの[Description]タグをクリックし、ELBに割り当てられている[DNS Name]を確認します。
このURLにブラウザからアクセスしてみてください。アクセスするタイミングによって、http-node1とhttp-node2にリクエストが振り分けられているのが分かります。なお、通常の運用で負荷分散を行うときには、サーバを同じ構成にするのが定石ですが、今回は動作確認のため、http-node2のindex.htmlを一部変更しています。
このように非常に簡単な手順で、負荷分散システムを構築することができるというのは、クラウド導入大きなメリットの1つです。
今回は、2台のサーバを使って負荷分散する構成を構築しましたが、台数が増えたときも同じ手順でインフラを構築できます。また、セキュリティの構成については、今回の手順ではインターネットから直接Webサーバへのアクセスができる設定になっています。しかし、ELBを導入する場合であれば、Webサーバに対するアクセスをELBからのみ限定にしたほうがよりセキュアになります。
おわりに
今回は、EC2インスタンスで作成したLinuxサーバにApache httpdをインストールしてWebサーバを構築し、さらに、同じ構成のWebサーバをもう1台構築して、2台のWebサーバの間で負荷分散する手順を説明しました。クラウド導入で得られるメリットがお分かりいただけたと思います。
次回は、AWSのRDBMS機能を提供するサービス「RDS」を使ったサーバサイドJavaのWebアプリケーションシステムを構築する手順を説明します。
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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WINGSプロジェクト 阿佐 志保(アサ シホ)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook
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