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今さら聞けない! Amazon Web Servicesによるクラウド超入門

Amazon Web Servicesのロードバランサで負荷分散するWebサーバを構築しよう

今さら聞けない! Amazon Web Servicesによるクラウド超入門 第3回

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負荷分散のためにEC2インスタンスを複数生成

 では、AWSのロードバランサを使った負荷分散システムを構築してみましょう。

ここで「負荷分散を行うので、これから全く同じ構成のサーバを100台構築してください」といわれたら、皆さんどうしますか? Webサーバを並列に複数並べて負荷分散させることは、よくある話です(スケールアウトと呼ばれています)。その際、いちいち1台ずつエンジニアが手動で設定していたら、大変な手間になります。

 また、手間がかかるだけならまだしも、途中で設定を間違ってしまうかもしれません。100台のなかに設定を間違ったサーバが含まれていれば、当然システムは正しく動作しません。

 実はAWSでは、同じ構成のEC2インスタンスを複数生成する機能があります。OSも含めたEC2インスタンスのフルバックアップのことを「カスタムAMI」と呼び、それをもとに複数のEC2インスタンスを起動できます。

カスタムAMIの作成

複数のEC2インスタンスを起動するには、まずカスタムAMIを作成します。AWS WebマネジメントコンソールでAMIを取得したいEC2インスタンスを選択し、一旦停止します。それから、右クリックメニューの[Create Image]をクリックします。

AMIの作成
AMIの名前設定

AMIのイメージ名(Image name)と説明(Image Description)に任意の名前「http-node」と設定して、[Create Image]ボタンをクリックします。

AMIの名前設定
AMIの作成

AMIが作成できたかを確認します。AWS Webマネジメントコンソールのメニューから[AMIs]を選択します。

AMIの作成
AMIからEC2インスタンスの生成

AMIから新しいEC2インスタンスを生成

 続いて、カスタムAMIから新しいEC2インスタンスを生成します。AMIからインスタンスを生成するときは、もとになるAMIを選択し、右クリックメニューの[Launch]をクリックします。ここでは、先ほど作成した「http-node」というAMIを選択します。

AMIからEC2インスタンスの生成
EC2インスタンスのタグ

 以降の手順は、前回の記事で紹介したEC2インスタンスを新規で作成した手順と同じです。ただし2台目ですので、EC2インスタンスのタグを「http-node2」にしてください

EC2インスタンスのタグ
負荷分散のインフラ構成

 2台目のhttp-node2がインストールできたら、ブラウザからPublic IPまたはPublic DNSにアクセスして、Webサーバが稼働しているかを行ってください。

次のページ
ELBによる負荷分散システムを構築

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この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 阿佐 志保(アサ シホ)

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/7810 2014/06/19 14:00

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