米Opscodeが中心となって開発を行っている、インフラストラクチャ構成自動化ツール「Chef 12」が、9月8日(現地時間)にリリースされた。
最新版では、商用版とオープンソース版のコードを統一。オープンソース版のユーザーが手軽に商用版にアップグレードしたり、商用版に固有の機能を無効にしてオープンソース版にダウングレードしたりできる。
また、24時間365日のサポートを提供する「Chef Enterprise subscription」、ノード単位でサポート契約を行う「Chef subscription」、25ノードまで無料で利用可能な「Chef Essentials」(ホスティング版は5ノードまで)の、3種類のサブスクリプションを新たに用意している。
さらに、高可用性や異なるデータセンターやクラウド間でのレプリケーション、新しい監視機能を備えており、「Enterprise subscription」ではテスト駆動インフラ(TDI)へのサポートを提供する。また、DSCリソースの読み込みに対応し、Windowsコンポーネントの管理を可能にし、クロスプラットフォームでのIT構築の自動化を実現している。
このほか、VMware vSphereやVMware vCloud Airとのシームレスな統合に対応しており、仮想データセンターやハイブリッドクラウド環境におけるインフラやアプリケーションの構築を自動化できる。
【関連リンク】
・「Chef」のダウンロード(英語)
・「Chef Releases Chef 12 to Power DevOps Practices in the Enterprise」(英語)
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