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合格して顧客にアピール! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトレベルの勉強法

試験後も使える知識をつけるために! AWS認定試験の疑問点はセルフ ペースラボやフォーラムで解決しよう

合格して顧客にアピール! AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトレベルの勉強法 第3回

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 本連載では実体験をもとに、AWS利用歴1年程度のビギナーから「AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトレベル」試験に合格するための学習方法をご紹介します。本記事では、AWSの疑問点を解決していくための学習方法について説明します。

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はじめに

 前回はAWSを利用したクラウド設計のベストプラクティスを知る方法と、AWS上に実際に環境構築して学習する方法を説明しました。今回は、AWSの各サービスを実際に使用してからわかる疑問点を解決していくための学習方法についてご紹介します。

対象読者

  • AWSを使ったことはあるが利用経験が少なく、試験の学習をすることでさらに理解を深めたい方
  • AWS認定資格を取得することで顧客や同僚へAWSのシステム設計力や理解度を示したい方

必要な環境

  • AWS(Amazon Web Services)のアカウント
  • AWS マネジメントコンソールでサポートされているブラウザ(サポートされているブラウザはこちらに記載されています)

AWSを実際に使用してからわかる疑問点

 AWSの一部のサービスを使ってみたり、実際にAWS上にサービスを構築して運用レベルで利用していたりすると、使い方に関する疑問点は必ず出てくると思います。さらに以下のような点については継続的に調べていく必要があります。

  • 障害が起きた時の対処法
  • ソフトウェアに脆弱性が見つかった時の対処法

 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイトレベル試験では「トラブルシューティング」が出題分野の一つとなっていることからも、上記のようなトラブル対処方法については、試験を受ける上でも重要であると考えられます。

 これらのような分からないことを同僚や知り合いに聞ける環境であれば良いのですが、そうでない方もいると思います。実際のところ筆者も、会社でAWSを使っているのが自分一人だけだったので、わからないことは自分で調べるしかありませんでした。

AWSを利用する上での疑問点を解決していくための方法

 AWSでは疑問点を解決するため、公式の資料やサービスが数多く用意されています。その中でも特に有用と思われるものを3つご紹介します。

AWS各サービスのFAQを参照する

 概要や料金を知るためAWS各サービスの紹介ページを参照する機会は多くありますが、各サービスには「よくある質問」というページが用意されています。例として主要サービスのよくある質問ページは以下の通りです。

Amazon S3のよくある質問
Amazon S3のよくある質問

 Amazon EC2インスタンスをシャットダウンしたときのデータの取り扱われ方や、Amazon S3での具体的な課金のタイミングなど、サービスを利用して間もないころに疑問になりがちな部分についてもQA形式で回答されています。

 名前の通り、利用者から多く質問されていると思われる項目がまとめられており、このページだけでも基本的な疑問であれば解決できることは多いです。

AWS セルフペースラボを活用する

 AWSでは自分のアカウントを使わずに学習用の環境を使用し、手順に従って実践形式で各サービスの使い方を学習できるセルフペースラボというサービスがあります。

 ラボの利用には有料の「トークンコード」が必要なものもありますが、入門レベルである「Introductory」のラボは、下記の画像の通り無料で利用できるものも多く用意されています。

AWS セルフペースラボの中で無料で利用可能なラボ
AWS セルフペースラボの中で無料で利用可能なラボ

AWS セルフペースラボの利用方法

 AWS セルフペースラボの利用方法を簡単にご紹介します。利用にはAWSアカウントとは別のアカウント作成が必要です。

 まずはrun.qwikLABS.comにアクセスし、画面右上の「新規アカウント作成」をクリックします。

AWS セルフペースラボ トップページ
AWS セルフペースラボ トップページ

 必要事項を入力し、「新規アカウント作成」よりアカウントを作成します。

AWS セルフペースラボ アカウント作成
AWS セルフペースラボ アカウント作成

 アカウント作成後、メニューの「ラボのカタログ」を選択すると受講可能なクエスト(テーマごとにラボがまとめられたもの)とラボが一覧表示されます。

AWS セルフペースラボ ラボのカタログ
AWS セルフペースラボ ラボのカタログ

 さらにラボを選択すると、画面右にどのようなことを演習で学べるかの詳細や所要時間が表示されます。「選択」をクリックするとラボの開始画面に遷移します。次の画面で「ラボを開始」した時点でトークンの入力を求められます。

AWS セルフペースラボ ラボの詳細
AWS セルフペースラボ ラボの詳細

 手順に沿った形で自分のペースで進めることができ、試験のためだけでなく新たなサービスを使いはじめる際にも有効な学習方法です。

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この記事の著者

fidn(フィドン)

地方の中小SIerに勤めるSE/デベロッパー。業務システムの運用管理やVB.NETなどの開発に約5年間携わり、現在はiOSアプリ開発やAWSを利用したサービスの開発に従事。ブログではIT系資格取得体験記やAWS使用メモなど、興味のあることを中心に役立つであろう情報を配信中。 Webサイト:Lancork | iPhone壁紙・デスクトップ壁紙と役立つ情報をほそぼそと。 ブログ:Lancork Blog Twitter:@lancork Facebook

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https://codezine.jp/article/detail/8413 2015/01/28 14:00

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