ECMAScript 6のコードを、ECMAScript 5に変換するJavaScriptトランスパイラ「6to5」の開発者の1人であるJames Kyle氏は、公式ブログの2月15日(現地時間)付の記事において、「6to5」の名称を「Babel」に変更すると発表した。
「6to5」は、ECMAScript 6で書かれたコードをECMAScript 5に変換することによって、ブラウザごとのECMAScript 6実装レベルのバラツキを解消し、ECMAScript 6でのコード記述に専念できるようにするJavaScriptトランスパイラ。
近年は月間のダウンロード数が100万を超えるほどの人気を集めている。一方で、その名称から、ECMAScript 6の実装が十分に進んだ暁には、その役割を終えてしまうという印象も与えていた。
James Kyle氏は、公式ブログに投稿した記事で「『6to5』は死ぬために生まれたわけではない」と、「Babel」への名称変更の理由を語っており、今後「Babel」は最新の標準に対応したJavaScriptトランスパイラとしてだけではなく、他のバージョンのJavaScriptやECMAScriptを幅広くサポートしていく。
【関連リンク】
・Babel(英語)
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