スマートフォン用Officeとタブレット用Officeの棲み分け
iPhone/Android用のOfficeアプリの立ち位置は、ズバリ「Officeファイルの再現度が高いビューアーであり簡易編集ツール」です。正直な話、OS標準搭載のビューアーや、Officeのファイル形式に準拠したツールでも、Officeファイルの表現については求めているほどの水準を満たせている物は少ないのではないでしょうか。
例えば、Word/Excel/PowerPointで作成したファイルを、iOS既定のビューアーとWord/Excel/PowerPointで展開した場合、次の様になります。
iOS規定のビューアーでWordファイルを開いた場合、元のWordには校閲機能で文言を校閲したとしても、それらが反映されていません。
iPad用Wordで開いた場合は、校閲機能などが機能していることを確認できます。実際の編集なども可能です。
iOS規定のビューアーでExcelファイルを開いた場合、53KB程度のExcelファイルでもグラフが多いと、読み込み時間が長いどころか表示できないこともあります。
iPad用Excelで開いた場合は、レスポンス良くグラフなども意図した場所に表現されていることを確認できます。
PowerPointのファイルをiOS規定のビューアーで開いた場合も、スライドの種類によりこの様な表示になることもあります。
iPad用PowerPointで開いた場合は背景のデザインや各スライドのノート、アニメーションなども再現されるほか、スライドショーとして表示もできるので、スマートデバイスのみを持参し、プロジェクターに投影させるコネクタさえあればプレゼンも出来ます。
この様に、スマートデバイス標準のアプリでは満たせていなかった部分を満たし、いつでもどこでもどんな場所でもOfficeファイルを取り扱った業務ができるようになります。
なお、iPhone/Android端末用アプリでは、やはり画面サイズもあるためビューアー+簡易編集止まりになりやすいですが、iPad/Androidタブレットでは機能が拡充され、操作できるエリアも多いため、カフェで、出先で各ファイルの編集が実用的なレベルで可能になります。
iPadやAndroidタブレットが出たタイミングで社内の営業メンバーにタブレット端末を配布しているのであれば、タブレット用のOfficeアプリを入れることでより快適に業務が実現できるでしょう。
Word/Excel/PowerPoint以外のアプリで注目すべきアプリとして、Outlook同等の機能を持つOWAがあります。OWAは陰に隠れがちですが、スマートデバイス上で必須とも言えるアプリです。



