Amazon EC2の「Amazon Linux AMI」でのDocker実行環境構築
オンプレミス環境で物理サーバが用意できないときは、クラウドのIaaSサービスを利用するのが便利です。ここでは、Amazon Web Servicesの仮想サーバ機能であるEC2を利用して、Docker実行環境を構築する手順を説明します。
まず、以下の公式サイトからAmazon Web Services(AWS)にログインし、EC2インスタンスを起動します。
管理コンソール上の[EC2]をクリックし、インスタンスを生成します。
インスタンスのもとになるAmazonマシンイメージ(AMI)は「Amazon Linux AMI 2015.03.1 (HVM), SSD Volume Type」とします。また、[セキュリティグループの設定]では、HTTPの80番ポートとSSH接続用の22番ポートを開放しておきます。
これでインスタンスの起動は完了です。
EC2が起動したら、TeraTermなどでEC2インスタンスにリモートログインします。
次のコマンドを実行し、yumをアップデートした後、EC2にDockerをインストールします。
$ sudo yum update -y $ sudo yum install -y docker
インストールが完了したら、次のコマンドでDockerを起動します
$ sudo service docker start Starting cgconfig service: [ OK ] Starting docker: [ OK ]
次に、複数のDockerコンテナを一括できるツールである「Docker Compose」をインストールします。インストール手順は、前述した「Fedora 22」と同じです。
なお、今回は、「Fedora 22」とAmazon EC2での「Amazon Linux AMI」での手順のみを紹介しましたが、執筆時点ではDockerは次の環境に実行環境を構築できます。
- Amazon EC2 Installation
- Arch Linux
- Microsoft Azure platform
- CentOS
- CRUX Linux
- Debian
- Fedora
- FrugalWare
- Gentoo
- Google Cloud Platform
- Joyent Public Cloud
- Mac OS X
- Oracle Linux
- Rackspace Cloud
- Red Hat Enterprise Linux
- IBM SoftLayer
- openSUSE/SUSE Linux Enterprise
他のクラウドサービスやオンプレミス環境のLinuxサーバへのDocker導入については、以下の公式サイトを参照してください。
[Note]コマンドでDockerの実行環境を構築するには
複数の環境にDockerの実行環境を一台一台手作業で構築するのは面倒です。そこで、Dockerでは「Docker Machine」という実行環境を作成できるコマンドラインツールを提供しています。
この「Docker Machine」を使えば、オンプレミスサーバ/仮想環境/クラウドサービスなどにDocker実行環境を自動生成できます。Windows/MacOSXのクライアントOSの場合は、「Docker Toolbox」というツールをインストールすることで、Docker Machineを利用できます。Dockerコマンドとよく似た操作で環境の構築ができるため、学習コストが低いのが特徴です。
