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iOSとAndroidのUXの違いを実際に作りながら理解してみる

Delphiを使ってマルチデバイス開発を実践し、OSごとの違いを学ぶ

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タブを使ってみる

 Delphiのよいところは、すぐに画面を設計して、その場で外観を確認できることです。さっそく、タブをiOSとAndroidで使いわけてみましょう。

新規マルチデバイスアプリケーションの作成

 マルチデバイスアプリケーションを新規に作成します。テンプレートに「タブ」付きのアプリが用意されているのですが、これを使ってしまうと、タブの構成の仕方を順序立ててみることができないので、あえて空のアプリケーションを選択します。

 表示されたフォーム(現在はWindowsのUIになっています)に、TTabControlを配置します。

図6 TTabControlを配置したフォーム

 ご覧のようにコンポーネントはただの四角です。マウスを右クリックすると、[TTabItemの追加]というメニューがあります。これを数回選択すると、複数のタブページが作成されました。

図7 タブページを作成したところ

 コンポーネントの構成を表示する構造ペイン(上図左上)を見ると、TTabControlの下に、TTabItemがあり、親子関係になっていることが見て取れます。

OSごとの違いを見る

 外観が古臭くてどうもテンションが上がらないので、スタイルをWindowsからiOSに変えてみます。

図8 iOSスタイルでタブを表示

 ご覧のように、タブの位置が上ではなく下に変わりました。青い色の文字もiOSっぽいです。せっかくですから、Androidにも変えてみましょう。

図9 Androidスタイルでタブを表示

 OSによってタブの位置が変わるのは、TabPositionプロパティのおかげです。オブジェクトインスペクタで、配置したTTabControlのTabPositionプロパティの値を見ると、PlatformDefaultになっています。この値をたとえば、Bottomに変更すると、Androidでも、タブが下に配置されます。

TTabControlのもうひとつの表示オプション

 ところで、TabPositionプロパティには、Dotsというオプションもあります。これを選択すると、次のように画面上にドットが表示され、ホーム画面のように、複数ページをすばやく切り替えて使用するようにできます。

図10 TabPositionプロパティにDotsを選択

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iOSのアイコンがかっこいいタブを作る

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