ファインマンに救われて
ゆうこ 最後にどうしても聞いておきたいんですが、宇津木さんのCodeZineの記事のプロフィールを読むと、「中野付近でお芝居をしています」っていう一文があって。気になりまして。いつごろから始めたんですか?
宇津木 お芝居は2年前から始めたんですけど、もともとお笑い芸人になりたいという夢が大学1年生の時にありまして。でちょっと頑張ったんですけど、めちゃくちゃすべって。
ゆうこ すべった?
宇津木 すべりにすべり倒して心が折れて、うつ病になりそうでやめたんですけど。
かまぷ お笑い目指してうつ病になる人ってあんまいないよね?
宇津木 いやいやいるんですよ。あれめちゃくちゃメンタル来るんですよ。
かまぷ ああ、逆に。
宇津木 そうそう。それが耐えられないとなれない。そうじゃない人もいるかもしれないですけど。で、人前に出ることをやりたいなと思ってて、友人に最近誘われて、お芝居をやっているという状況でして。
ゆうこ 確か、打ち合わせで聞いた話だと、本気でお笑い芸人を目指してたんですよね?
かまぷ そうだ。学校をやめようとしたとか。大学院に行く前のころ?
宇津木 いや、大学入るまでは、もう俺は大学に入ればモテると思ってたんですよ。モテると思って大学に入ったんですけど、入ったら男ばっかで、モテなかったんですよ。工業大学だから。僕、男子校だったんで、大学は共学だって聞いてたから、女の子いっぱいいて絶対モテるって思って、頑張って勉強したんですけど結局モテなくて。
かまぷ 男子からはモテたりとか?
宇津木 いや……、それもなかったですね。そういう新しい世界がなくて。
かまぷ いろいろこう、腐女子的には楽しい。
宇津木 知らんわ! そうそれで、ちょっと辞めようと思って。なんか思ったのと違うと思って。お笑いちょうど好きだったので。
かまぷ お笑いをすればモテると思ったんですね。
宇津木 アメトークで、吉本の芸人たちが同期同士で熱い話をしてるのを聞いて、こういうのがやりたいって思って。お笑い学校に入れば、そういう青春的な、やんちゃした話ができると。そういうのに憧れてたんで入ったんですけど。
かまぷ お笑い学校に入ったんですか?
宇津木 そうそう。で、大学辞めようと思って、事務室みたいなところに行って、「大学辞めます」って言いに行ったら、事務の人が「君ちょっと待ちなさい」つって、止めるんですよ。僕、大学辞めたいんだからいいじゃんて思うんですけど、その人なんか必死に止めてくれて、「お前ネゴシックスっていうお笑い芸人知ってるか?」って言われて、ネゴシックス、島根の有名な芸人なんですけど。
かまぷ 私、知らないですね。
宇津木 その人は、ネゴシックスのファンだったらしくて、「ネゴシックスっていう人は、ちゃんと大学にも行って、それでお笑いもやって、それであんなにウケて。そういうすごい人もいるんだからお前もそういうふうに目指さないのか」って言われて、そんなこと言われたら、「じゃあとりあえず両方頑張ってみます」つって、大学は辞めずにお笑いをやってたんです。で、お笑いの方は、結局めちゃくちゃすべって、すべり倒したんで、大学に帰ってきて。ああ勉強楽しいなって。あの舞台に比べたら勉強楽しかった。で、ネゴシックスってちゃんと調べたら、高卒だったんですよ。大学行ってねーじゃんって思って(笑)。
で、お笑いに疲れ果てて死にそうになってた時に、生協の本棚をボーッと見てて、この世の中なんてクソだって思いながら見てたら、『ご冗談でしょう、ファインマンさん』という本があって。なんだそのふざけた名前の本はと思って見てみたら面白くて。で、内容が、ちょっとお笑い要素もあったんです。こういうすごい物理学者で、こんな面白い人もいるのは励みになるなと思って。今は、ファインマンさんファンをしてます。
ゆうこ ね、こうやって、勉強会やったりCodeZineの記事を書いていただいたりするのも、ファインマンさんのおかげだし、お笑いの未練も断ち切ったおかげということで。
かまぷ 若い時に出会う大人って大事ですね。ね、息子のように心配してアドバイスをくれたんだろうね。どうでもよかったらね、まあ早く辞めちまえなんてね。
ゆうこ アドリブなのかわかんないけど、優しい嘘をついてね。
宇津木 そうそう。懐かしいですね。
エンディング
ゆうこ ということですね。そろそろ締めにいきましょうか。
かまぷ はい。
ゆうこ じゃあ宇津木さん、今日出ていただいていかがですか?
宇津木 なんかむちゃくちゃでしたね。話が。
かまぷ まあここら辺はゆうこりんの編集力で。今回、ゆうこりんのお酒の量があんまり減ってないような気がするんですけど。
ゆうこ そうかもですね。3分の1ぐらいしか飲んでない。頭フル回転して聞かないとっていうのはずっとあって。
かまぷ 聞いてもわかんない。
宇津木 いやいや全然、何度でも話しますんでぜひまた。
ゆうこ じゃあ宇津木さん第2弾やりましょうか。
かまぷ 前回の斉藤さんの回でも同じこと言ってたよね。時間は足りないね、有限だね。
ゆうこ 有限ですね。じゃあかまたさん、いかがですか?
かまぷ はい、大変勉強させていただきました。
ゆうこ 私も勉強させていただきました。
かまぷ 1と0が回路だっていうことがわかっただけでも収穫ものでしたね。
宇津木 量子コンピュータって全くわかんないから、なんか聞いたことあるぞっていうぐらいになってくれるだけでも良いかなと。
ゆうこ あ、そうだ。この収録の前にお便り企画やったんですけど、引き続きやりたいと思います。第2回の感想や、宇津木さんへの質問、量子コンピュータに関する質問をお寄せいただいて、宇津木さんにコメントをもらって、第3回で紹介する形でいかがですかね?
宇津木 そうしましょう。
ゆうこ どしどし、お待ちしてまーす。では、今回はありがとうございました。
宇津木&かまぷ ありがとうございました!
告知
宇津木さんより
- 毎月第3or4土曜日:量子情報勉強会
- 7/29(金)~7/31(日):ふたり芝居200回突破記念公演@新中野ワニズホール(宇津木さん出演)
かまぷより
- 8/27(土):Lightweight Language of Things
- 9/22(木):TechLION vol.27 at 仙台
ゆうこより
- 7/29(金):Developer Summit 2016 Summer
デブ☆ラジではお便りを募集しています!
第2回の感想や、量子コンピュータに関してもっと聞いてみたいことなどがありましたら、下記のフォームからお便りをお寄せください。お便りが採用された方は、6/25に開催されたイベント技術書典のみで配布した非売品の冊子『ITエンジニアのための量子コンピュータ入門』をプレゼントします。質問については第2回ゲスト、宇津木さんにコメントでご回答いただく予定です。
