2023年度は生成AIが著しく発展し、社会全体に注目された1年でした。そんな中、開発者から注目されたのは一体どんなトピックだったのでしょうか?
CodeZine編集部では、2023年4月1日~2023年3月30日の間に掲載した記事を独自に点数付けし、ランキング化しました。本稿では、その上位20位を発表します。CodeZineで注目されたトピックから、2023年度を振り返り、新年度の開発に生かしてみてください。
1位~10位 生成AI一強……というわけでもない今年度の注目記事
1位は、「開発用エディタのド定番『VSCode』を使いこなそう」連載から、VSCodeからChatGPTを使うことができる拡張機能を利用し、開発効率やプログラミングスキルの向上に役立てる記事でした。現在では「GitHub Copilot」の拡張も進んでいますが、本連載ではこのほかにもVSCodeから使える便利な機能を紹介していきますので、ご注目いただければと思います。
2位は、「Next.jsの新しい概念を学ぶ」連載より、Next.js 13.4で安定版になったApp Routerに関する解説記事でした。ルーティングとサーバー処理を高度に協調させるためのフレームワークとして、デファクトスタンダードの地位を築きつつあるNext.jsの根幹にかかわる変更でしたので、納得ですね。
3位は「Modern C++入門」連載より、スマートポインタの解説記事でした。上述の2つの記事と比べると少々意外でしたが、C++の歴史は長いだけに、かつての常識がアップデートされる記事として注目してただけたようです。
そのほか4~10位は、下記の通り。Webフレームワーク「Astro」や個人開発の入門記事、PythonやTypeScriptといった主要プログラミング言語の最新トレンド、E2Eテスト自動化などのコード品質にかかわる記事に注目が集まりました。
4位 Pythonの独学を支える教科書づくりの裏側、京都大学の喜多教授が授業に込めた思いとは?
5位 Webフレームワーク「Astro」とは? 開発初心者からベテランまで注目する理由
6位 【Python 3.12への道のり】3.10で実装された型機能など、魅力的な機能を正式リリースまでに使いこなす
7位 どうやってコード品質を測るのか? ソースコード品質の測定指標とその活用
8位 個人開発を始めてみよう──「失敗」を避ける大事な考え方とは?
9位 TypeScriptの変更点まとめ ──新しい演算子・トップレベルawait・usingについて
10位 E2Eテスト自動化ツールの最新トレンド──Playwright? ノーコード? Seleniumから多極化の時代へ!
11位~20位 生産性向上や刺激を受けるイベントレポートがランクイン
11位以降では主要プログラミング言語の最新トレンドのほかにも、スクラムのエッセンスを取り入れた仕事術や「SPACEフレームワーク」といった生産性向上につながる記事がランクイン。また、良い刺激を受けられるイベントレポートもランクインしました! 気になったものがあればぜひご覧ください!
11位 C#とマイコンでIoTプログラミング! .NET nanoFrameworkとESP32の基本を解説
12位 フロントエンド開発の定番「React」バージョン18の新機能を解説──並行レンダーで操作感が向上!
13位 「Java21」で何ができる? 新機能とJava17以降の変更点を紹介
14位 「SPACEフレームワーク」とは何か:開発者の生産性を多面的に評価する新しい評価手法
15位 ひとりでも始められる!スクラムのエッセンスを日々の仕事に取り入れよう
16位 マルチプラットフォームのGUIフレームワーク「Avalonia UI」でMVVMアプリを始めよう
17位 LINEでメッセージの送受信を行おう! Messaging APIの基本的な使い方から解説
18位 1人から始めた深層学習、実装までやり遂げるために社内で行った3つのステップとは?
19位 ChatGPTでスクラム開発? データ変換? アイアンマンのサポートAI作成? エンジニアが考えた新たな活用法を一挙紹介
20位 Vue.jsでページを切り替える「Vue Router」の利用法を解説! TypeScriptの型定義とともに活用しよう
2023年度の人気記事ランキングはいかがでしたでしょうか? 技術トレンドのさらなる変化に備えるためにも、ぜひこの機会にまとめ読みしてみてください。