2018年9月6日に開催された「Developers Summit 2018 FUKUOKA」、9月28日に開催された「Developers Summit 2018 KANSAI」。本ページでは当日の模様をレポートした記事を紹介しています。また、登壇者の方々が公開している資料もまとめています。当日来場された方も来られなかった方も、ぜひご覧ください。
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新しい未来への一歩はここからはじまる――デブサミ2018関西開催(講演資料まとめ付き)
9月28日、翔泳社主催のソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers Summit 2018 KANSAI」(以下、デブサミ2018関西)が神戸国際会議場で行われた。今年で8回目の開催となる。開催にあたり13社の企業スポンサー、7団体の開発コミュニティ、6名の実行委員による協力を得た。「開発プロセス」「イノベーション」「エンジニアの生き方」といったトピックスで、計21セッションに渡って講演された。
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Kubernetesは銀の弾丸ではない――エンジニアが生き残るために必要な技術とは【デブサミ2018 関西】
今後、アプリケーションの開発企業および開発者は二極化していく。価値あるエンジニアとして生き残るためには、学び続ける姿勢が大切だ。技術者にとって最も重要なのは、「このシステムにはKubernetesが合う」「このシステムはKubernetesでなくてもいい」といった技術の見極め、つまり適材適所に技術を選択する力だ。ではどうやってそれらを選択していけばいいのか。また、マイクロサービス化に取り組む上で考えるべきことは何か。さらにKubernetes導入におけるつまずきがちなポイントについて、日本マイ...
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Yahoo!カレンダーがPHPからKotlinに技術移行し品質アップ! 成功の鍵とは?【デブサミ2018 関西】
2000年にサービス提供を開始して以来、毎年成長を続けているYahoo!カレンダー。サービスや組織の成長に伴い、出てきた課題を解決するため、PHP製のサーバーサイドシステムを改修してきた。その結果、アプリケーションが細かく分割されすぎることで、修正コストが増加。サービス追加などへの対応も時間がかかるようになってしまった。そこでPHPからKotlinに技術移行を決断。Kotlinに移行したことで、品質や生産性も高まったという。この技術移行の概要についてヤフー IDサービス統括本部 PIM本部 サ...
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アプリ開発には「おもてなし」が必要だ! ゲーミフィケーションに学ぶ、面白さの伝え方【デブサミ2018 関西】
スマートフォンの普及に伴い、多くの企業がアプリを活用したITビジネスの立ち上げに挑戦している。しかし、ユーザーから使い続けてもらえるアプリはほんのわずか。ほとんどはすぐに飽きられ、いつの間にか忘却の彼方に消えてしまう。では、人気の出るアプリとそうでないアプリは何が違うのか。その解が「ゲーミフィケーションとおもてなし」にあると考えるのが、株式会社ナノコネクトだ。本セッションでは、ゲーム理論を活用する同社のノウハウをベースとし、面白いアプリやサービスを作るコツについてゲーミフィケーションエバンジェ...
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高エンゲージメントの組織をどう作る? Sansanが大阪拠点を活性化できた理由【デブサミ2018 関西】
クラウド名刺管理サービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」を開発・提供するSansan株式会社。同社は2017年1月に大阪の開発拠点を立ち上げた。立ち上げ時は東京~大阪間でのリモートアジャイル開発を実践。2017年12月には大阪のみの単独チーム化を行うまでに成長した。注目すべきは、大阪開発拠点のエンジニアのエンゲージメント(組織愛着)の高さだ。組織改善プラットフォーム「wevox」の測定結果によると、その数値は全企業の中で上位5%に入るほどだという。驚異的な結果である。本セッションでは...
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クリエイティブな人材が集い、高め合うことで生まれる、新たな価値――デブサミ2018福岡開催(講演資料まとめ付き)
9月6日、翔泳社主催のソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers Summit 2018 FUKUOKA」(以下、デブサミ2018福岡)がアクロス福岡で開催された。福岡での開催は今回が4回目となり、11社の企業スポンサーによる協力を得た。今年のテーマは「クリエイティブな人材が集い、高め合うことで生まれる、新たな価値」で、計16セッションにわたり講演が行われた。
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3年にわたる大規模システム開発・運用から得た教訓――「誰ガ為のアルケミスト」開発の歩み【デブサミ2018 福岡】
利用者数が全世界で600万人を突破した本格タクティクスRPG「誰ガ為のアルケミスト」。その開発・運用のほぼ全てを行っているのが株式会社gumiの福岡オフィスだ。人気ゲームの歩みは、決して平坦な道のりばかりではなかった。数多くのトラブルに見舞われながらも、その経験から数多くの教訓を得てきたのだという。約3年にわたるシステム基盤の進化の歴史を、同社の的野礼峰氏が語った。
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標準化が進むコンテナとサーバーレス! 「提供したい価値」から見極める活用の勘所とは【デブサミ2018 福岡】
アプリケーションモダナイゼーションにおける2大トレンドといえば、コンテナとサーバーレスだ。コンテナであれば高い可搬性と再利用性、自由度・柔軟性の高さ、標準化が進んでいることなどのメリットがあるものの、抽象度が低く管理範囲が広いというデメリットがある。一方のサーバーレスは使った分だけの課金やインフラ管理の省力化、インスタンスの自動スケールなどのメリットがある反面、自由度や柔軟性の低さ、ベンダーロックインなどのデメリットがある。ではこれらの技術をどのように選択していくと、より良いアプリケーションモ...
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「アジャイル開発はあくまでゴール達成のための手段」――Yahoo!カード天神チームがたどり着いた開発スタイルと技術【デブサミ2018 福岡】
今年春に開所したヤフーの天神オフィス(福岡市)。同所ではYahoo! JAPANの各サービスを支える基盤システムやプラットフォームの開発を担当している。そのうちの1つ、Yahoo!カードアプリケーションの開発プロジェクトでは、東京チームと天神チームが連携してシステム開発を行っている。Yahoo!カードアプリケーション開発プロジェクトの概要、およびチームの立ち上げ方、アジャイル開発などについて、ヤフー株式会社 コマースカンパニー 決済金融統括本部 山崎勝平氏が解説した。
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リモートでのスクラム・モブプロを成功させる秘訣は? サイボウズの実践事例に学ぶ【デブサミ2018 福岡】
リモート開発とは、メンバーの一部が離れた場所(別拠点や在宅など)で開発をすることだ。「サイボウズOffice」や「kintone」などの製品を開発・提供するサイボウズ株式会社では、企業として積極的にこの働き方を推進してきた。一般的に、成功の難易度が高いと考えられているリモート開発だが、同社はどんな方法を用いてその運用を行っているのか。エンジニアマネージャーとして組織マネジメントに取り組みつつ、福岡や広島での開発拠点立ち上げを目指して活動している岡田勇樹氏が、その秘訣を語った。