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IoT Starter Studio

Wi-FiとBLEを搭載! ディスプレイと、拡張が容易なオプションパーツが新感覚の「M5Stack」を使ってみよう!

IoT Starter Studio 第24回

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M5Stackを使ってみよう

 では、実際にM5Stackを動かしてみましょう。まずはM5Stackの環境構築をします。

準備するもの

  • M5Stack Basic
  • LED(3mm) 2つ

筆者の開発環境

  • PC:HP Spectre x360
  • OS:Windows 10 Home
  • Arduino IDE 1.8.5

手順1 Arduino IDEにM5Stackの開発環境構築

 M5Stack購入時に付属する説明書に環境構築の手順が書かれていますが、その方法ではうまくいきませんでした。なので、今回は別の方法を紹介したいと思います。

 M5Stackの公式サイトではWindows/Mac/Linuxにおけるインストール方法が解説されているので、その解説に沿ってWindowsでの環境構築をしていきます。

USBドライバをインストール

 M5StackとUSBで通信するために必要なUSBドライバ、SiLabs CP2104 Driverをダウンロードしてインストールします。

 ただし、Windows 7/8/8.1/10(v6.7.5)用のドライバをダウンロードしましょう。

ESP32 Arduino Coreをインストール

 Windows環境でのESP32 Arduino Coreをインストールしていきます。

 このインストールにはバージョン管理システムであるGitを利用していきます。git-scm.comからGitをインストールしておきましょう。こちらのソフトを使ってインストールを進めていきます。

 まず、先ほどインストールしたGitからGit GUIを立ち上げます。

 すると、このような画面が起動します。

 起動画面から「Clone Existing Repository」をクリックします。画面の各部分に下記のようなURLやディレクトリを入力していきます。

  • Source Location:https://github.com/espressif/arduino-esp32.git
  • Target Directory:C:/Users/[YOUR_USER_NAME]/Documents/Arduino/hardware/espressif/esp32

Target Directoryとは

 /Users/[YOUR_USER_NAME]/Documents/ArduinoはArduino IDEで製作したスケッチブック(プログラム)が保存されている場所をさします。これは、Arduino IDE上で「ファイル」→「環境設定」から確認できます。そして、その後ろに/hardware/espressif/esp32と付け加えます。

環境設定
環境設定

 適切な場所に書き込めたら、「Clone」を押します。

 処理が終わったら、C:/Users/[YOUR_USER_NAME]/Documents/Arduino/hardware/espressif/esp32/toolsを開きます。すると、その中に「get.exe」というファイルができているのでそれをダブルクリックして処理を完了させます。

 Arduino IDEに、M5Stackのボード「M5Stack-Core-ESP32」が追加されていれば設定は完了です。

次のページ
手順2 Lチカにチャレンジ

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この記事の著者

たくろーどん(dotstudio株式会社)(タクロードン)

 高専を卒業したのち、大学に編入し航空宇宙工学を学んでいる。研究テーマは人工衛星の推進機について。受け身に学ぶだけでなく何かアウトプットしてみたいと思い、dotstudioに参加し、ものづくりをしている。 Twitter: @takudooon / dotstudio株式会社

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/10853 2018/05/31 14:00

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