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OpenStack Summit Berlin参加レポート ~エコシステムの拡大を受けて次回はオープンなクラウド基盤全般を扱うイベントへ~

「OpenStack Summit | Berlin 2018」イベントレポート 前編

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2018/12/20 11:00

 クラウド基盤を管理するOSS(オープンソースソフトウェア)「OpenStack」の世界最大規模のイベント「OpenStack Summit」が11月13日から3日間にわたり、ドイツのベルリンで開催されました。今回で18回目となる同イベントに参加したメンバーがイベントの様子と主なセッションの内容をレポートします。なお、「OpenStack Summit」という名称でのイベントは今回が最後となり、次回からは「Open Infrastructure Summit」に変更し、OpenStackを中心にOSSベースのクラウド基盤に必要な技術や、それらを活用した事例を幅広く扱うことになります。

目次

OpenStack Summitとは

 OpenStack Summitとは、OpenStack Foundationが年2回開催する世界最大のOpenStackイベントです。2010年にはじまり、今回のベルリンは、2016年のバルセロナ(スペイン)に続き、ヨーロッパで3回目の開催となります。

 OpenStackは開発がはじまった2010年から目まぐるしいスピードで新しい機能を追加しており、本イベントもそうした機能の紹介やユースケースが中心となっていましたが、8年以上の歳月を経てOpenStack自体も成熟し、コンテナやCI/CDなどOpenStackだけでなく、クラウド基盤全体をどのように構築しどのように運用していくか、といったセッションが増えてきました。

 こうした状況も踏まえて、「OpenStack Summit」は「Open Infrastructure Summit」へと名称を変更し、OpenStackを軸により幅広くオープンなクラウド基盤を扱うイベントへと生まれ変わります。第1回の「OpenStack Summit」から参加してきた著者としては、少し寂しい気持ちもありますが、本変更によりOpenStackエコシステムがより強化されると信じています。

 下記の写真は、OpenStack Summitのスポンサー企業を紹介するボードです。OpenStackを中心としたエコシステムが形成され、本イベントにも50社を超えるスポンサーが名を連ねています。著者が所属しているNTTデータもコーヒースポンサーとなっています。日本からはNTTドコモ、KDDI、Yahoo! JapanなどからOpenStackに関する取り組みについて発表があり、日本からの参加者は40名ほどでした。


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著者プロフィール

  • 本橋 賢二(モトハシ ケンジ)

    米国駐在時に、OpenStackやOpen Compute、Open Networking Foundationなど、クラウド(IaaS)に関するオープンイノベーションに取り組む。特に、OpenStackは創設メンバーの一人として設立当初より深く関わり、Austinで開催されたOpenStack初回...

  • 相良 幸範(サガラ ユキノリ)

    運用技術の研究開発、クラウド基盤ソフトウェアのストレージドライバ開発などを経験し、近年は通信事業社向け大規模クラウドの設計に従事。OpenStackは最初期から携わり、ソースコードレベルでの問題解析・パッチ作成・独自機能開発などを行う。インフラソフトウェアエンジニア。

  • 田代 充良(タシロ ミツヨシ)

    金融分野のミッションクリティカルシステムへのIaaS基盤・PaaS基盤の導入の経験を経て、現在は、社内の「統合開発クラウド」にてOpenStackのサービス開発・運用やOpenStackコミュニティでの高可用性向けプロジェクトの開発に従事する。

  • 村中 清史(ムラナカ キヨシ)

    クラウド基盤設計、OpenStackコミュニティ開発活動を担当する。通信事業者向け大規模ミッションクリティカルシステムへのOpenStack導入を経験し、現在は全社向けのクラウド基盤設計や、OpenStackコミュニティでのNFV関連機能の開発活動に従事する。

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連載:「OpenStack Summit | Berlin 2018」イベントレポート
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