Datadogで監視するには:緊急度設定、モニタリング方法、インストールから設定まで
実際にDatadogでモニタリングするとどうなるか。アラートの種類は3段階で設定できる。緊急度「高」はレスポンス時間がSLAに抵触するほどの深刻な状況、「中」はすぐに対応する必要はないが誰かが対応すべきこと、「低」は通知する必要はなくて記録すればいいだけのこと、という具合に設定する。
モニタリングする方法は閾値で設定、異常検知、外れ値、予測、ログやAPMで設定できる。異常検知というのは、週末にはサービスが混むなど周期性がある場合に向いている。閾値ではなく普段とは異なるパターンが出た時に検知する。予測とは「このまま進めば1か月後にディスク容量が閾値を超える」という具合に、現在の傾向から将来を予測する。ほかにも「AかつB」や「AまたはB」複合条件でモニタリングを設定することができる。
またこれから期待できるのが外形監視(Synthetics)だ。複数の拠点から任意のサイトやAPIエンドポイントにリクエストを送信するなど、サービスを外側から監視することになる。2019年2月現在では、プライベートベータとして提供している。
モニタリング状況を可視化できるのもDatadogの良さだ。各種アラートをウィジェットとして表示することができる。
エージェントのインストールから監視を簡単に池山氏がデモを行った。エージェントのインストールはコピペでできる。エージェントがインストールできると、メトリクスがDatadogに入り、ホストマップに新しいホストが六角形のアイコンで表示される。次に「Integration」ページで利用可能なワークメトリクス一覧からインストールし、タグの設定などを行う。
監視対象を全体で俯瞰するなら、クラウドのリージョンなどで並べて見ることができる。システムが大規模になると、かなり壮観だ。
池山氏は「14日間のフリートライアルがありますので、ぜひお試しください」と呼びかけた。今後は各種イベントも予定されており、モダンなモニタリングサービスとして注目が高まりそうだ。
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