「SOAtest/Virtualize」は、API開発者と利用者に向けて、テストの自動化とテスト環境仮想化の2つの側面から、開発の効率化をサポートするツール。
API開発者には、APIのテストドライバの自動生成によるAPIの単機能テストやシナリオテストの自動化を、APIの利用者であるアプリケーション開発者には、アプリケーション実行時に連携するAPIやサービスをスタブとして仮想化し、いつでも誰でも何度でもテストを実行できる環境を提供する。
今回発売した「SOAtest/Virtualize 9.10.8」では、テストの自動化機能を提供する「SOAtest」に、テストの影響範囲を分析して、影響を受けるテストをリストアップする機能が追加された。
Javaで開発しているアプリケーションのソースコードを修正後に、Warファイルを解析して、前回実施したAPIテストについて、ソースコードの修正が影響を与えるものをリストアップ。テスト実行対象をリストアップされたものに絞ることで、テスト時間の短縮を可能にする。
アプリケーションが利用するAPIやサービスをスタブ化する「Virtualize」には、APIサービスに代わって応答するスタブのCRUD(Create、Read、Update、Delete)挙動をステートフルに保持できる機能を強化し、複数のサービスやAPIをまたぐシナリオテストにおいて、テスト対象アプリケーションが期待する現実的な値が返されることによって、文脈の通ったテストを実施可能になった。
