アマゾンウェブサービスジャパンは、組み込み型のData APIを使用したAmazon Redshiftへのアクセスが可能になったことを、9月10日に発表した。
組み込み型Data APIによって、Webサービスベースのアプリケーション構築と、AWS Lambda、AWS AppSync、AWS Cloud9といったサービスとの統合が容易になる。同APIは、Python、Go、Java、Node.js、PHP、Ruby、C++などのAWS SDKでサポートされている言語でのデータアクセス、取り込み、出力をシンプル化するため、ユーザーはインフラストラクチャの管理に時間を取られることなく、アプリケーション構築に集中できる。
Data APIを使用することで、データベースの接続と認証情報を管理する必要がなくなり、Amazon Redshiftへのシンプルなアクセスを可能にする。ユーザーは、Data APIが提供するHTTPS APIエンドポイントを呼び出すだけで、Amazon RedshiftクラスタにSQLコマンドを実行できる。なお、データベース接続の管理とデータの返信はData APIが行い、クエリ結果は24時間保持され、非同期なので、結果は後から取得が可能になっている。
Data APIでは、AWS Secrets Managerに保存されているIAMユーザー認証情報またはデータベース認証情報を活用するため、APIコールで認証情報を渡す必要がなく、Amazon Lambdaユーザーに対してAmazon VPCで起動されるLambda関数の追加のオーバーヘッドなしでデータベースにアクセスするセキュアな手段を提供する。AWS SDKとの統合によって、パラメータが含まれるSQLステートメントを実行するためのプログラム的なインターフェイスが提供される。
なお、Data APIはAWS GovCloud(アメリカ)およびアジアパシフィック(大阪ローカル)リージョン以外の、すべてのAWSリージョンで利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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