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「Cisco DevNet」でアプリ開発者もネットワークを学ぼう!

コロナ禍を技術で課題解決するアプリが集った「DevNet イノベーションチャレンジ」最終審査


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日本大学文理学部「Talk Visualizer」

 チームは日本大学で学内のインフラ構築や運用を担当している文理学部のコンピュータ専任教員からなる。同大学ではWebex Teams(Webex Education Offer)を授業、ゼミや会議、遠隔教育における学生サポートのためのコミュニケーションツールとして用いている。

 作品はWebex Teamsのメッセージ履歴から言葉の関連性をグラフで可視化し、過去のやりとりを探しやすくしている。一般的に過去のやりとりを探すとなると用語から全文検索し、ヒットする投稿をひとつひとつ開いて探さなくてはならない。このアプリケーションでは形態要素解析を用いて用語のソーシャルグラフを作成するため、探したいやりとりを見つけやすくしている。

Talk Visualizerの利用例
Talk Visualizerの利用例

 将来的は検索対象をWebex Meetingへ拡張、あるいは音声入力ソフトウェアとの連携で録画した授業や会議内容にも拡張することを検討している。

富士通「Webex×HUMingオンラインミーティングの発言量平準化と心理的安全性の確保」

 富士通からはオンラインミーティングの課題解決を目指したアプリケーションが提出された。オンラインミーティングではミュートが多いためか発言者が偏ってしまい、議論が盛り上がりにくい。

 作品は、Webex会議と連携し、参加者ごとの発言量(発話時間)を集計して棒グラフで可視化、またWebexチャットも使える。ファシリテーターや参加者はそれぞれの発言量を客観的に把握できるため、偏りがあれば調整するように意識を向けることができる。

今回開発したソリューションの概要
今回開発したソリューションの概要

 ハラスメント発言があればチャットボットから注意できるのも特徴的だ。音声をテキスト化し、ネガティブ単語が検出されたらボットが発言者だけに注意を促せる。ボットが機械的に発言しているので角が立ちにくいと期待できる。今後はさらに機能を拡張し、会議の満足度や生産性を高めることを目指している。

PHONE APPLI「Cisco x Phone APPLI New Normal Solution」

 PHONE APPLIはシスコのソリューションパートナー。各種ITツールを統合したコミュニケーションツール「連絡とれるくん」を、2020年10月から「Phone APPLI PEOPLE」に改称した。コロナ禍の課題解決につながる機能強化が特徴的だ。

 このアプリケーションでは社員が出社する時は健康状態を自己申告し、会社側は出社人数を把握し、人数が基準値を超えるなら出社を抑制することもできる。オフィス内ではCisco MerakiやCisco CMXなどからエリアごとの人数を集計し、Cisco Webex Teamsで共有する。密になりそうなら通知できる。

今回開発したソリューションのシステム構成図
今回開発したソリューションのシステム構成図

 社員が新型コロナウィルスに罹患した場合、アプリから管理者に連絡できるほか、罹患者の過去の位置情報から濃厚接触者を特定して情報を共有するなどの機能がある。

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栄えある1位は? withコロナ時代の課題を技術で克服

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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/13245 2021/01/26 17:05

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