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データ活用にまつわる課題を解決、進化し続ける「FileMaker」の魅力を大解剖!(AD)

ローコード開発だけじゃない魅力――「Claris FileMaker」はハイブリッド環境に対応、iOSの機能も容易に組み込める統合プラットフォーム

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 企業内にたくさん蓄積されているデータ。それらをビジネスに生かし、DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するには、業務部門担当者自らがデータ活用することが不可欠だ。だが、一般的に膨大な量のデータを管理するエンタープライズ向けに開発されたOracle DatabaseやMySQLなどのデータベースを扱うには、SQLをはじめ、操作画面を設計するためのプログラミング言語など、専門知識が必要になる。一方、Microsoft Excelなどの表計算ソフトをデータベースとして活用することもできるが、1万件を超えるデータを管理し、活用するのは難しい。これらのデータ活用にまつわる課題を解決し、初心者からプロまでデータを容易に扱えるようにするのが「Claris FileMaker(クラリス ファイルメーカー。以下、FileMaker)」だ。

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36年前に生まれたFileMakerとは

 「FileMaker」は、固有のビジネス課題を解決するカスタムAppを迅速に開発するローコード開発プラットフォームである。ローコード開発とは、ソースコードをほとんど書かずに業務アプリケーションを開発できる技術のこと。

FileMaker
FileMaker

 FileMakerが生まれたのは今から36年前の1985年。当時はまだPCのCPUが16ビットの時代。FileMakerもカード型データベースという構造を採用していた。1989年に日本語版がリリースされた後、1992年にはWindows版がリリースされ、Windows95が発売されたのと同じタイミングで、FileMakerもカード型からリレーショナル型のデータベースへと進化した。

 2010年にリリースされたFileMaker11では、FileMakerをiPhoneやiPadで実行するためのアプリケーション「FileMaker Go」をリリース。当初は有償だったが、2012年に無償化された。この背景には、日本の医療業界から大きなリクエストがあった。当時デジタルカメラからSDカードを経由して患者の外傷や治療経過などの写真を手作業で記録していた医療現場において、iPhoneやiPadから直接患者IDに紐付けた状態で院内の患者情報に安全に記録できることは画期的であった。医療業界でFileMakerの利用が広がっているのは、こういう背景があるからだ。

 2013年には、FileMakerのソリューションをWebブラウザから利用可能にする「FileMaker WebDirect」を提供。これまでFileMakerというと端末にインストールしたアプリケーションからサーバに接続して活用するのが一般的だったが、WebDirect機能によりクライアントにFileMakerをインストールすることなく利用できるようになり、多くのユーザーから支持を得られるようになった。

 2020年にリリースされた最新バージョンでは、JavaScript統合、Core ML、NFCタグ読み取り機能を搭載、さらにFileMakerのサーバー環境をPaaS型クラウドサービスとして提供する「FileMaker Cloud」がリリースされた。このようにバージョンアップをするたびに、さまざまな機能を追加していったFileMakerは、現在、世界で100万人以上が利用しており、日本国内でも20万アカウントで利用されている。日本国内では業種業界や規模を問わず、さまざまな企業・組織で活用されている。

FileMakerでできること

 FileMakerは、ローコード開発プラットフォームとあるように、クライアント用のアプリケーションを利用して独自のアプリケーションを作成できるプラットフォームだ。作成したアプリケーションをサーバに置くことで、複数ユーザーが一元的に管理されたデータを利用できるようになる。

 FileMakerは、大きくサーバ用とクライアント用のソフトウェアで構成される。サーバ環境の選択肢としては「FileMaker Server」と「FileMaker Cloud」がある。FileMaker Serverはオンプレミス用の製品で、一方のFileMaker Cloudは名称が表すとおりクラウド版でAWS東京リージョン内に構築されているサービスだ。クラウド利用が許可されていない企業はFileMaker Serverを、運用管理者がいないため自社内にサーバを立てるのが難しい、または外出先からアクセスしたいという企業はFileMaker Cloudというように、利用形態、要望に応じて選択できるようになっている。

 一方のクライアント側のソフトウェアとして提供しているのが、「FileMaker Pro」と「FileMaker Go」「FileMaker WebDirect」の3種。FileMaker Proは、カスタムAppが容易に開発できるプロコードの機能も兼ね備えたローコード開発ツール。開発ツールとしてはもちろん、FileMakerのクライアント機能も提供している。

 FileMaker Goは、クライアント機能のみを提供しているソフトウェア。現在はiOSのみに対応しており、iPhoneやiPadにインストールすることで、FileMaker Proで作成したアプリを利用できるようになる。これはApp Storeから無料でダウンロードできる。FileMaker Goの最大の特徴として、FileMaker ServerやFileMaker Cloud に接続して利用するオンラインモードと、FileMaker Go単体で利用するオフラインモードがある。

 FileMaker WebDirectは、「製品というよりはむしろ、FileMaker ServerやFileMaker Cloudに付随する機能」(クラリス担当者)と言うように、これを使うことでPCやiOS端末、Android端末のWebブラウザからサーバ上のアプリを開くことができるようになる。

FileMakerでできること
FileMakerでできること

FileMakerの特長

 FileMakerの特長の第1は、オンプレミス製品とクラウド製品を用意するなどハイブリッド環境に対応していること。

 第2の特長は、オフラインでも利用できることだ。FileMakerを利用するシーンは、ネットワークがあるところだけではない。例えば船中や地下、山の中などさまざまな環境での利用が可能だ。ネットワークのない環境でもFileMaker Goを使えば、iOS端末の中にデータをためておき、ネットワークがつながった時点でサーバにデータを送信することができる。つまり、FileMakerはネットワーク環境の有無など、利用シーンを選ばずにいつでも活用できるというわけだ。

 第3の特長は、さまざまなスキルレベルのユーザーが活用できるプラットフォームになっていること。FileMakerのスキルのない人でも、ドラッグ&ドロップ主体のノーコードで、直感的に画面やアプリの作成ができる。さらに、もう少し高度な機能を実装したい場合はローコード、それでも対応できなければJavaScriptでの実装を行うプロコードでの開発も可能だ。これが他のノーコードツールとの大きな違いであり、差別化ポイントとなっている。

 ノーコードツールの多くは、シンプルな機能は簡単に実装できるがそれ以上になるとJavaScriptで開発しなければならないなど、比較的早い段階で頭打ちになってしまう。だが、FileMakerであれば、ノーコードからローコード、プロコードまで、シームレスに対応できる。

ノーコードからプロコードまでシームレスに対応できる
ノーコードからプロコードまでシームレスに対応できる

 第4の特長は、Windows OS、macOS、Web、モバイルなどマルチOS/マルチデバイスに対応していること。そして第5の特長は、開発元のClaris International Inc. がApple Inc.の子会社といった背景からFileMakerはiOS端末との親和性が高く、カメラ・NFC・GPSなどiOS端末が提供する機能を容易に組み込むことができることだ。

iPad/iPhoneとの高い親和性
iPad/iPhoneとの高い親和性

 その他、FileMakerはUIとビジネスロジック、データアクセスという3つのレイヤーに分かれているため、データはOracleやMySQLに保存、UIはFileMakerで開発するというミドルウェア的な活用もでき、基幹系システムであっても、FileMakerプラットフォームを使えば高度な暗号化アクセスが構築され、セキュリティを担保した状態で外部からのデータアクセスが容易にできる。

 Claris International Inc.はApple Inc.の子会社であり、毎年リリースされるiOSにも迅速にアップデート対応しているので、自社で構築したアプリがOSのアップデートによる不具合を抱えるようなこともなく、運用コストの低減も期待できる。このようにFileMakerはさまざまな組織で求められる最新技術へのニーズに対応しており、長期的に持続成長可能なローコード開発プラットフォームとなっている。

Excelの限界をFileMakerで突破

 とはいえ、管理用のデータベースとして活用するのであれば、「Excelでも十分では?」と思う人もいるかもしれない。確かにExcelは膨大ではないデータを蓄積する場所としては便利に使えるツールだ。だが、データは蓄積するだけでは意味がなく、活用してこそ意味がある。

 データを活用するには、何らかの業務プロセスが発生する。例えば、顧客情報をExcelで管理している場合、たまに検索して住所を調べるぐらいであれば、Excelでも十分対応できる。だが、顧客情報を利用して見積書を作成し、社内の承認を得て、完了メールを送るというフローを自動化するとしよう。このフローをExcelですべて実現するには、承認されたレコードのロックや排他制御なども必要になり、困難である。手順も複雑化し、データの正確性も損なわれるからだ。

 FileMakerであればデータベース機能に加え、帳票作成、メール送信の自動化、スケジューリングなどカスタムAppを開発する機能までオールインワンで提供する。先のような複雑な業務プロセスを自動化することに加え、複数人で利用したい、数万以上のレコードを管理したい、バージョン管理を適切にしたい、入力を自動化しミスを防ぎたい、半角全角などの文字や数字を制御してデータを蓄積したいなど、Excelでは限界を感じ、FileMakerに移行するケースが増えている。

 また、ExcelからFileMakerへの移行も簡単だ。例えば、Excelで作った顧客情報をFileMakerで読み込むと、項目名はフィールドとして変換され、1ページ1社として表示され詳細情報が見やすく管理できるようになる。編集ボタンを押すと開発モードに切り替わり、フィールドを追加したり画像を追加するなど、パワーポイントなどのスライド作成ツールを操作するイメージで自由にカスタムAppが作成できるようになる。

FileMakerでは1ページ1社として顧客情報を見やすく、管理することが可能
FileMakerでは1ページ1社として顧客情報を見やすく、管理することが可能

ローコード開発ツール=開発初心者向けではない

 ローコード開発ツールというと、プログラミング言語などの専門知識がなくても開発ができることから、「開発言語の初心者向け」というイメージがあるかもしれないが、FileMakerはDXを実現するためにプロのエンジニアも率先して使っている。

 例えば、2020年に新型コロナウイルス感染症が拡大した英ロンドンの救急隊員が感染防止用のマスクや応急処置の用具をスムーズに補充できるよう、どの拠点にどれだけの在庫があるのか、リアルタイムに把握できるアプリをエンジニアは2週間で開発した。また日本国内でも、新型コロナウイルス感染症の重症者治療に使われる人工心肺装置「ECMO(エクモ)」や人工呼吸器の稼働状況を収集するアプリ”CRISIS”を1週間で立ち上げた。これを可能にしたのはFileMakerとプロのエンジニアのスキルである。

 既にDXに取り組む多くの企業では、企業のDXを担う社員とエンジニアの双方が理解できるローコードプラットフォームを導入することで、UI中心の視覚的なアプローチでアプリケーショの開発から検証、修正、導入、改善のプロセスを進めることができ、ビジネス環境の変化に応じた開発が可能となっている。

 データ活用に関する問題解決を図りたい、解決策を探している、DXを推進したい、新しいビジネスを創造したいというのであれば、クラリスでは無料評価版を提供しているので、一度FileMakerを試してほしい。

FileMakerの情報はこちら

 FDSというのは、年間9,900円のサブスクリプションで以下のように開発者向けのさまざまな特典がついています。(詳細は上記からリンクをご参照ください)

  • FileMaker デベロッパ サブスクリプション ライセンス(テスト目的用)
  • 発売前のソフトウェアを先駆けて入手
  • iOS App SDK(ソフトウェア開発キット)
  • FileMaker data migration tool
  • Claris FileMaker Custom App Upgrade Tool

 Clarisコミュニティは、誰でも無料で参加できるオンラインコミュニティで質問するとプロの開発者が答えてくれます。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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