対象読者
- Excel/PowerPointなど、一般的なツールの操作を理解している人
- RPAツールを用いて業務を自動化したい人
ファイルアクション・フォルダーアクション
日々の業務で定型的に行う作業の中には、Windowsのデスクトップ画面(Explorer)で、ファイル・フォルダーの作成や移動・コピーが必要なことがあります。これらの基本的なファイル・フォルダーの操作は、Power Automate Desktopのフローの中でも行うことができます。それぞれ[ファイル]アクショングループ、[フォルダー]アクショングループにまとめられています。
アクション | 説明 |
---|---|
ファイルのコピー | ファイル(複数可)を別のフォルダーにコピー |
ファイルの移動 | ファイル(複数可)を別のフォルダーに移動 |
ファイルの削除 | ファイル(複数可)を削除 |
ファイルの名前を変更する | ファイル名(複数可)を変更 |
ファイルからテキストを読み取ります | テキストファイルの内容を生成した変数に代入 |
テキストをファイルに書き込みます | 変数の内容をテキストファイルに出力 |
CSVを読み取ります | CSVファイルの内容を生成した変数(データテーブル型)に代入 |
CSVファイルに書き込みます | データテーブル、リストをCSVファイルに出力 |
ファイルパス部分の取得 | ファイルパスから、ディレクトリ、ファイル名、拡張子などを取り出す |
一時ファイルの取得 | 一意の名前のファイルを作成して参照を取得 |
アクション | 説明 |
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フォルダー内のサブフォルダーを取得 | 指定フォルダー内のサブフォルダー参照のリストを取得 |
フォルダー内のファイルを取得 | 指定フォルダー内のファイル参照のリストを取得 |
フォルダーの作成 | フォルダーを作成してフォルダー参照を変数に取得 |
フォルダーの削除 | フォルダーとその内容をすべて削除 |
フォルダーを空にする | フォルダーの内容をすべて削除 |
フォルダーをコピー | フォルダーを他のフォルダーにコピー |
フォルダーを移動 | フォルダーを他のフォルダーに移動 |
フォルダーの名前を変更 | フォルダー名を変更 |
特別なフォルダーを取得 | デスクトップ、お気に入り、アプリケーションデータ、プログラムファイル、ドキュメント、ピクチャなどWindowsで決まっている特別なフォルダー参照を取得 |
特に、同じようなファイルを繰り返し作業するような状況では、Power Automate Desktopのループアクションなどと併用することで、ケアレスミスを軽減し、効率を改善できるでしょう。