米Googleは、Google Kubernetes Engine(GKE)への継続的デリバリをより簡単に、より速く、より信頼できるものにする、マネージド継続的デリバリサービス「Google Cloud Deploy」の一般提供を、1月26日(現地時間)に開始した。
Google Cloud Deployは、通常の自己管理型を採用した継続的デリバリソリューションで必要になる、スケーリングとメンテナンスが不要になるため、これまで継続的デリバリツールの保守に費やしていた時間を、顧客価値の提供に振り分けられるようになる。
デリバリパイプラインとターゲットは宣言によって定義され、リリースごとに保持されるので、デリバリパイプラインが変更されてもリリースの本番環境へのパスは永続的であり、デリバリパイプラインに加えられた変更によって発生しがちな、実行中のリリースに関する不具合の解決に煩わされることもない。
Google Cloud Deployでは、CIシステムへの接続、主要なレンダリングツールのサポート、関連するソフトウェアデリバリツールを有効にするためのPub/Sub通知の、3つのGKEデリバリツールエコシステムを採用している。
セキュリティ面では、個別のアクセス制御と実行レベルのセキュリティを備えたIAMを通じて、きめ細かい制限を可能にするとともに、セキュリティ境界を尊重すべくプライベートGKEクラスタと「Virtual Private Cloud(VPC) Service Controls」(現在ベータ版)へのデプロイもサポートしており、不要な承認を防ぐためにリリースプロモーション、ロールバック、承認といったフロー管理機能も利用できる。
ほかにも、監査は他のGoogle Cloudサービスと同様に機能し、Cloud Audit Logsはユーザーが呼び出したGoogle Cloud Deployのアクティビティを監査し、特定のリリースをプロモーションした人やデリバリパイプラインを更新した人を一元的に認識するとともに、Google Cloud Deployパイプラインの作成にも対応している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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