若手ITエンジニアの転職成功率は87.3％、ウィルオブ・ワークが「若手ITエンジニアの転職に関する意識調査」を実施

　ウィルオブ・ワークが展開するIT人材転職サービス「ウィルオブテック」は、転職経験のある若手ITエンジニアを対象に実施した、転職に関する意識調査の結果を11月15日に発表した。

　本調査は、9月27日から9月30日の期間にインターネット上で実施され、全国の26歳〜35歳の転職経験のある若手ITエンジニア300名から有効回答を得ている。

　転職経験のある若手ITエンジニアに「現職への転職が成功したと思うか」と聞くと、転職成功率（「成功したと思う」と回答）は87.3％という結果となった。

　また転職の成否を判断する理由としては、成功した人も失敗した人も共に現職の「年収」（成功した人：36.3％、失敗した人：42.1％）に起因するものが1位となった。転職が成功した人の判断理由2位は「在宅勤務ができるようになった」（36.3％）、3位は「勤務時間が減った」（28.2％）となった一方で、転職が失敗した人の判断理由2位は「入社前期待していた環境とのギャップが大きい」（34.2％）、3位は「成長・キャリアアップできる環境がない」（23.7％）が挙がった。

　次に、若手ITエンジニアが転職前に「準備したこと」と「準備しておけばよかったこと」を聞いたところ、「準備したこと」では、1位は「自分のスキルや経験の棚卸」（50.0％）、2位は「自分が転職先に求めたい重視ポイントの整理」（45.3％）、3位は「自己PRや志望動機の準備（転職書類の作成）」（40.7％）という結果となった。一方で、「準備しておけばよかったこと」では、「自身が今後目指したいキャリア像の洗い出し」（27.0％）が最も高くなり、次いで「業務外での新たな技術の学習」（21.3％）という結果となった。

　「今、次の転職を考えていますか？」と聞くと、「将来的には転職したいと考えている」が58.3％となり、「すぐにでも転職したいと考えている」の12.0％と合わせると、全体の70.3％の若手ITエンジニアが次の転職を考えていることが分かった。

　次に、転職時に「身に付けた技術」を聞いたところ、1位の「Java」（25.0％）に続き、2〜5位に関しても基本的なプログラミング言語が多くなった。一方で「今後身に付けたい技術」について聞いたところ、1位は「Python」（31.7％）となり、次いで基本的なプログラミング言語が並んだ。

　最後に、若手ITエンジニアの日常的に行っている学習方法について聞いたところ、48.0％と半数近くが「通常業務のみ」と答えた。