PKUTECHは、日本アイ・ビー・エムのwatsonxを活用し、COBOL資産の可視化と、マイグレーションの精度の向上により、汎用的なプログラミング言語であるJavaへの自動変換を実現するソリューション「Egeria-NextCode」を開発した。
同サービスは、「watsonx Orchestrate」を導入し、ドキュメント作成などに適用することで、マイグレーション業務の資産分析・可視化にかかる時間や移行工数を削減。
また、同社の変換ツールとAIのチューニング技術に、IBMのコーディング支援製品である「watsonx Code Assistant」を組み合わせ、変換率は97.4%を実現し、変換精度も向上した。

「Egeria-NextCode」は、COBOL資産の可視化から、最新のJavaへの移行まで一貫してカバーしており、ドキュメント作成やコード変換の大幅な効率化を図ることが可能。マイグレーション業務にかかる移行工数は、手作業と比較しておよそ70%の削減を見込んでいる。

今後同社は日本IBMの技術支援を受けながら、要件定義やテスト自動化など、開発プロセスのあらゆるフェーズで利用できるエージェント型AIソリューションの開発を検討している。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です