仏NuxtLabsはWebアプリケーションフレームワーク「Nuxt」の最新版である「Nuxt 3.0.0」がstable版に到達したと11月16日(現地時間)に発表した。Nuxtはユーザーインターフェース構築に「Vue」を利用するWebアプリケーションフレームワーク。MITライセンスで公開しているオープンソース・ソフトウェア。
「Nuxt 3.0.0」はメジャー・バージョンアップ版となり、大きな変更がいくつか加わっている。例えば、ユーザーインターフェース構築に使うVueがバージョン2(Vue 2)から最新版であるバージョン3(Vue 3)に変わっている。
そして、標準でTypeScriptに対応した。以前のNuxtでもTypeScriptは使用できたが、プラグインのインストールや各種設定変更が必要だった。Nuxt 3.0.0からは、標準の状態でTypeScriptを使用できる。JavaScriptサーバー・エンジンも変更した。Nuxt 3.0.0では、新しいエンジン「Nitro」を導入し、アプリケーションの処理性能を大きく改善した。
NuxtLabsは2021年10月にNuxt 3.0.0のベータ版を公開し、2022年4月20日にはRelease Candidate 1(RC1)を公開するなど、Nuxt 3.0.0の開発を着々と進めてきた。その後、RC14まで改良を重ね、ようやくstable版の公開に漕ぎ着けた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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