オープンソースのCSSフレームワークであるTailwind CSSの開発チームは、最新バージョンとなる「Tailwind CSS 3.3」を3月28日(現地時間)にリリースした。
「Tailwind CSS 3.3」では、長年にわたって寄せられていた、すべての色への暗い色合いの追加を求める要望に応えて、すべての色に新しい色合いである「950」が追加されており、グレーでは暗めのUIに最適な黒として機能するほか、ハイコントラストなテキストや色のついたコントロールの背景に最適化された「950」などが使えるようになっている。
また、ESMおよびTypeScriptのサポートが追加され、ESMまたはTypeScriptでTailwind CSSを設定できるようになった。
さらに、論理プロパティを使用してWebサイトのスタイル設定をより簡単かつ自動的に行うことが可能になったほか、グラデーションの各カラーストップ位置の調整や、フレームワークへのline-clampの組み込み、フォントサイズと行の高さの簡潔な設定、var()を省略したCSS変数の記法への対応、カスタムフォントを使用する際のfont-variation-settings設定の容易化が行われている。
ほかにも、リストアイテムマーカーとして任意の画像を使えるlist-image-*ユーティリティ、単語を複数行に分割する必要がある場合にハイフンを挿入する場所をブラウザに指示できるhyphens-*ユーティリティ、キャプションをテーブルの上下どちらに配置するかを制御できるcaption-*ユーティリティが追加されるなど、数多くの機能追加・改善が行われた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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