米Deno Landは、セキュリティ標準「SOC 2(Service Organization Control Type 2)」の要件を満たしたと6月22日(現地時間)に発表した。Deno Landは、V8 JavaScriptエンジンとRust言語を使用したJavaScript/TypeScriptランタイム「Deno」の開発で中心的な役割を担っているほか、Denoで作成したWebアプリケーションを全世界35のリージョンでホスティングするサービス「Deno Deploy」を展開している。
SOC 2は、米国公認会計士協会(AICPA:American Institute of CPAs)が制定したセキュリティ標準であり、ユーザーからデータを預かるクラウド・サービス事業者を対象としている。この要件を満たすためにDeno Landは過去数カ月にわたって、継続的なセキュリティの監視や、ネットワーク層とアプリケーション層への侵入テスト、データのセキュリティ確保と脆弱性チェックの自動化、保存時と送受信時のデータ暗号化といった面で監査を受けていた。
Deno Landは、SOC 2への準拠は、セキュリティ確保への取り組みの第一歩に過ぎないとしており、今後はDenoを引き続き世界で最もセキュリティ強度が高いランタイムとして開発していくほか、データ・セキュリティと組織統治の面で、業界標準となっている良い慣行を守っていくとしている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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