一般提供が迫る「GitHub Copilot Chat」、JetBrains製IDEへの導入も
GitHub Universe 2023は、昨年に引き続きGitHubのCEO、トマス・ドンケ(Thomas Dohmke)氏の登壇から始まった。
今年3月、GitHubは「GitHub Copilot X」を発表した。これはコーディング支援AI「GitHub Copilot」にOpenAIのGPT-4を組み合わせることで、チャットや音声を通じて開発者がさまざまなコーディングの提案を受けることができる、新しい開発者体験を提供するもの。そして、「AIがソフトウェア開発のあらゆるステップに浸透する」というGitHubのビジョンを示すものだ。GitHub Universe 2023の基調講演での一連の発表は、そのビジョンを具現化したものだった。
まず発表されたのが、AIと対話しながらコーディング支援が受けられる「GitHub Copilot Chat」のアップデート。12月に一般提供されることが明らかになったほか、開発者体験の向上がデモで示された。
また、これまで使用できるIDEはVisual StudioやVisual Studio Codeに限られていたが、新たにJetBrains製IDEにも対応したことが発表された(現在、プレビュー版が利用可能)。
加えて、モバイルアプリやGitHub.com上でもCopilot Chatが使用可能となり、コードエディタを開かずとも利用できるようになる。
Copilot Chatが一般提供された後、コーディングがどれだけ高速化・効率化されるのか期待だ。