自分の「尖った武器」とは? これまでのキャリア全体の振り返り
3社目はスタートアップに転職し、Webサービス開発やスマートフォンアプリ開発を任された。システムは完成したものの、コロナ禍の不遇もありサービス展開は伸び悩んだ。そこでまた業界の知人から声をかけられ、現在のhokanへと転職する。
hokanではCREを立ち上げ、組織の拡大に成功した。後任が見つかったため、2023年5月からは開発責任者としてエンジニア組織全体の拡大や生産性向上に注力しているところだ。
これまでのキャリア全体を振り返り、小倉氏は「保険業界に特化してきたのは結果としてよかった」と考えている。もともと保険に熱意があったわけではないものの、長く経験を積んだことで業界知識が豊富になり、自分の強みにつながった。まさに最初の転職で問われた「尖った部分」にあたり、小倉氏にとって大きな「武器」へと育った。
またこれまでの転職は3回とも知人からの紹介で実現した。小倉氏は聴衆に向けて「運が良かったなと思えますが、きっとそうではなく、1つずつ目の前の仕事を積み重ねてきた結果だと思っています。ですので、皆さまも将来への不安や期待もあるかと思いますが、目の前にある仕事を着実にこなしていくこと、信頼を得ていくことは非常に大事です」と語る。
ただし小倉氏にも後悔がある。それは技術研さんが足りなかったこと。テック企業にいて高いスキルを持つエンジニアを見ていると「若い時に業界知識やリーダー、マネジメントに注力しすぎて、もう少し技術研さんに力を入れればよかったな」と思うそうだ。聴衆となる若手エンジニアに向けて「皆さまも日々技術研さんをしっかりやっていただけたらと思います。私はキャリア終盤ですが、まだまだ技術研さんに励みたいと思いますので、皆さまと一緒に頑張っていけたらと思います」と抱負を述べた。
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