CloudFormationのデプロイ時間が最大40%短縮
2024年3月にCloudFormationによるAWSリソースのデプロイ時間が高速化され、最大40%短縮されるという改善がなされました。
この改善では、CloudFormationによるAWSリソースデプロイの際に、内部的に実施されている「リソース安定化」フェーズの扱いの変更がされています。「リソース安定化」は、AWSリソースが利用できるようになるまで待機するフェーズで、IaCツールでは一般的に考慮されるものです。
今回の改善により、並列処理を実施しても問題ない場合に限り、「リソース安定化」フェーズを待機せずに後続処理に移るようになりました。
そう聞くと、まだ使えない状態なのにデプロイ完了となってしまうのではないかと思われるかもしれませんが、依存関係の最後のAWSリソースの安定化が完了したことをもって、CloudFormationとしては完了ステータスに変更しますのでご安心ください。
筆者の環境でAWSから提供されているWordPress環境を構築する下記サンプルソリューションをもとに、このアップデート後のデプロイ完了までの時間を確認してみたところ、アップデート前は約22分かかっていたデプロイ(過去の実行ログから確認しました)が、 アップデート後は約20分となりました。この結果をもって確実に効果があるとは言えないものの、筆者の環境では高速化の効果を実感することができました。
※CloudFormationのWordPressのサンプルテンプレートは、本記事執筆時点ではすでにリタイア済みのインスタンスタイプしか選択できないなど、デプロイがうまくいかない場合があるため、こちらのテンプレートを参考に修正して実行する必要があります。
おわりに
今回は、多くの方が利用されているであろうCloudFormationのアップデートを紹介しました。今回紹介したアップデート以外にもIaCをサポートするための機能追加がAWS社から続々と出てきておりますので、ぜひとも引き続きご注目いただければと思います。
本記事が今後のAWS活用のお役に立てば幸いです。
