ランサーズは、同社の提供するプロに直接頼めるマーケット「ランサーズ」、およびエンジニアをはじめとするITフリーランスと企業をマッチングする「ランサーズエージェント」に登録しているフリーランスエンジニア150名を対象に実施した、「フリーランスエンジニアの年収・キャリアに関する実態調査」の結果を4月11日に発表した。同調査は、2月19日〜3月11日の期間に行われている。
調査対象者に、フリーランスへの転向後の年収の変化について尋ねたところ、年収が「上がった」という回答が62.7%を占めており、年収が「下がった」という回答は16.7%に留まった。
現在の年収を尋ねた質問では、「800万円〜1000万円未満」(24.0%)がもっとも多く、「1000万円以上」も16.7%に達している。
現在の年収が「1000万円以上」であると答えた人に、「1000万円以上」の年収を得るために重要なことを尋ねたところ(複数回答)、「上流工程に携わる」(56.0%)、「クライアント・企業との関係構築」(56.0%)、「業務外のスキルアップ」(52.0%)が上位を占めた。
フリーエンジニアとしてやりがいを感じる時としては(複数回答)、「顧客の課題解決に繋がったとき」(62.7%)が最多となり、「自分自身の成長を実感できたとき」(61.3%)がそれに続いている。そのほか、「自分が携わったシステムが人や社会の役に立ったと実感できたとき」「チーム一丸となってプロジェクトを進めているとき」といった意見もみられた。
フリーランスエンジニアにとって、スキルアップは必要だと思うかを尋ねた質問では、「とてもそう思う」と「そう思う」を合わせた割合が95%超に達している。
現在、新たなスキルを習得するための取り組みを行っているかを尋ねたところ、「取り組んでいる」という回答が66.0%を占めた。
現在、新たなスキルの習得に「取り組んでいる」という回答を年収別でみると、「800万円〜1000万円未満」では83.3%に達しもっとも学習意欲が高く、「1000万円以上」(72.0%)がそれに続いている。
現在、注目している技術としては、「生成AI」(82.0%)が他を大きく引き離して最多となり、「ビッグデータ」(29.3%)、「IoT」(26.7%)がそれに続いた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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